■いがらし きよし の「バンド料理法」(4)

【6月号・後半】
素材の旨味を出そう!
~メンバー一人一人の味わいを出す

Text:五十嵐清

楽器から出している音はあなたの音ですか?
一生懸命の音ですか?
そして「気持ち・心」がこもっていますか?

完璧ではないけれど、一生懸命出した音には、気持ち・心が通っています。自分に足りないところは仲間のメンバーが補ってくれます。そして通じ合い新しい心が生まれます。そうしてコツコツ創っている音楽が独自サウンドです。

「常に今の自分の力を全て出して演奏していますか?」

そうでないとベストのサウンドではありません。
個人個人の味わいが加味されていないサウンドではいけないと思います。

吹奏楽部の活動の難しさは、音を合わせることだけではなく、メンバー全員の気持ちを合わせることです。「音楽」という共通なテーマで、一緒に考え、悩み、笑い、泣き、怒り、そして認め合う。表現や形にはそれぞれ個人差があっても、前向きに努力して頑張れる仲間がいる。そしてその仲間と一つの音楽を創造していく。
 
部全体が一丸となって自分達が納得した音で自信をもって、自分たちの魂をこめた音楽をお客様に伝えましょう!

一人一人の心が合わさって響く、
人間味溢れる そして 魂のあるサウンド、
それが 私たち 吹奏楽部 の魅力です。

(続く)

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