■いがらし きよし の「バンド料理法」(3)

【6月号・前半】
同じレシピでも工夫して何回も繰り返し作ってみる!
~同じ練習を工夫して繰り返す大切さ!

Text:五十嵐清

合奏でより高度な「音楽」を創り出すためには、個人練習・パート練習の完璧さが要求される!

合奏は本来、各自で練習した成果を持ち寄って初めて行うことができるものです。各自の責任においてやっておくべきことを終えて参加しなければなりません。技術的なこと、体調的なことや個人都合などで他のメンバーに迷惑を掛けてはなりません!

合奏では、

1)アインザッツ(和声の出だし)
2)アーティキュレーション(イントネーション・スラーなどのかけ方/言い回し)
3)フレージング(音楽・メロディーの切り方、つなげ方、ブレスのしかた)
4)アゴーギグ(緩急法)
5)バランス・ハーモニー

の5つの基本的なものを統一して、初めて「歌い表現する」という段階に進めるのです。

ここで、音符を一つ一つ追いながらぎこちなく指を動かしている、指がまわらないない、リズムがとれない、音が出ない、当たらない、タンギングができない、音程が取れない等という事は論外です。この様なことは、個人練習を充分行うことにより克服しなければなりません。

合奏に向けて、できない所を妥協することなく、繰り返し、繰り返し練習して欲しいと思います。30回、50回、100回と、納得できるまでやれることがアマチュアの特権と思います。

合奏は音楽作りをする場であり、その前に個人練習・パート練習を通して、各自最大限の合奏への準備を怠らないようにしてください。

「夢は諦めずに努力すれば、必ず実現できる」
合奏への心得を認識し、有意義な合奏にして、吹奏楽部の仲間と、聴衆に感動を与えれる「音楽」を創り出しましょう!!(続く)

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