【5月号】
素材の下ごしらえは十分に出来ていますか?
~個人練習・パートセクション練習・分奏でのチェックポイント
Text:五十嵐清
0.基礎
・姿勢はよいか?
・息を十分使っているか?
・アンブッシャーは正しいか?
・楽器の調子はよいか?
・体の調子はよいか?
1.音
・音色はよいか?
・音程は正しいか?
・音符の読み違いはないか?
・音符の形・長さ(アタック コア リリース)は正しいか?
・タンギング・アタック(発音)は正しいか?
・音量は正しいか?
2.リズム
・テンポは指示どおりか?
・リズムは正しいか?
・拍子感があるか?
3.技術
・正しいダイナミックスがつけられているか?
・アーティキュレーションは正しいか?
・ブレッシングとフレージングは正しいか?
基本をしっかり身につけることは大変ですが、このことが上達の一番の早道です。
<上手になる条件>
・あきらめない(とにかく根気強く。自分との戦い)
・あせらない(ゆっくり丁寧に確実に)
・音楽のための練習であると自覚する
人間は目標に到達したいという気持ちが強ければ必ず到達できます。その目標を達成するために、基本を身に着け、日々の練習を繰り返すことが大切です。
「何事も好きになれ。好きなことは、長続きでき、そして必ず上手くなる」
(続く)