■グライムソープ・コリアリー・バンド(ウォブプレイ)

ウォブプレイ(Wobplay)は、ブラスバンドを中核に制作活動を行なっているワールド・オブ・ブラスが、新たに開始したライヴ動画の配信サービスだ。2021年、イングランドのエルスカー・ヘリテージ・センターでライヴ収録されたこのアルバムも、数ある動画音源の中からCD化されたもののひとつだ。録音は、アダム・ゴールドスミスが担っている。

このアルバムでも、折からのコロナ禍で、ソーシャル・ディスタンスがかなり広くとられていることがブックレットの本番中の写真から窺えるが、このため、曲によっては響きの返りがやや過剰になっていると感じられるものもある。

しかし、さすがエンターテイメントものでは底力を発揮するバンドらしく、プログラムは、新旧楽曲がバランスよく組まれている。

中でも、プリンシパル・コルネットのイアン・カルロスがソロをとったウィリアム・ハイムズの『ジュビランス』、同じくイアン・カルロスとトロンボーンのクリス・ビンズがデュエットとしたロッシーニの『二匹の猫のデュエット』、ユーフォニアムのアダム・ボカリスがフィーチャーされたジョン・ハートマンの『ルール・ブリタニア』といったソロものは、バンドとソロイストのバランスもよく、とても愉しめる。

オリジナルでは、アメリカのジャック・スタンプの『エレジー』が凄みのある力演!
フィナーレは、ハワード・スネルが編曲したジョージ・ガーシュウィンの『パリのアメリカ人』で、華やかにアルバムをしめくくっている。

■グライムソープ・コリアリー・バンド(ウォブプレイ)
Grimethorpe Colliery Band – Wobplay Concert Series
http://www.bandpower.shop/shopdetail/000000002162/


・演奏:グライムソープ・コリアリー・バンド(Grimethorpe Colliery Band)
・指揮:デヴィッド・ソーントン(David Thornton)
・発売元:ドイエン(Doyen)
・発売年:2021年
・収録2021年、Elsecar Heritage Centre(Elsecar、England)
・メーカー品番:

【収録曲】

1. ダイアモンド・ファンファーレ/リズ・レイン【1:26】
Diamond Fanfare/Liz Lane

2. カーニヴァル・デイ/ゴードン・ラングフォード【2:58】
Carnival Day/Gordon Langford

3. ジュビランス/ウィリアム・ハイムズ【8:43】
Jubilance/William Himes
コルネット(Cornet):イアン・カルロス(Ian Culross)

4. 二匹の猫のデュエット/ロッシーニ(arr. ハワード・スネル)【3:41】
Duet for Two Cats/Gioachino Rossini(arr. Howard Snell)
トロンボーン:クリス・ビンズ(Chris Binns)
コルネット:イアン・カルロス(Ian Culross)

5. ラ・ダンツァ/ロッシーニ(arr.ラングフォード)【2:26】
La Danza/Gioachino Rossini(arr. Gordon Langford)

6. エレジー/ジャック・スタンプ【6:33】
Elegy/Jack Stamp

7. サリヴァン・ファンタジー/サリヴァン(arr.ラングフォード)【6:48】
A Sullivan Fantasy/Arthur Sullivan(arr. Gordon Langford)

8. ルール・ブリタニア/ジョン・ハートマン(arr. ダン・プライス)【5:31】
Rule Britannia/John Hartmann(arr. Dan Price)
ユーフォニアム:アダム・ボカリス(Adam Bokaris)

9. パリのアメリカ人/ガーシュウィン(arr. ハワード・スネル)【7:26】
An American in Paris/George Gershwin(arr. Howard Snell)

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