■ヒストリー・オブ・ブラスバンド・ミュージック~モダン・エラ 1970-2000(演奏:グライムソープ・コリアリー・UKコール・バンド)

「ヒストリー・オブ・ブラスバンド・ミュージック」は、2003~2005年、イングランドの炭鉱バンドの雄“グライムソープ”が、王立歌劇場やフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルでのパフォーマンスや多くの作編曲で知られるエルガー・ハワースの選曲、指揮でレコーディングしたアカデミックなシリーズで、計6枚のテーマ別アルバムがリリースされた。

“モダン・エラ 1970-2000”と副題があるこのアルバムは、シリーズ第4弾で、2005年4月、すばらしい音響で知られ、過去グライムソープの名盤を数多く生み出してきたウェスト・ヨークシャーのデューズバリー・タウン・ホールでレコーディングされた。プロデューサーは、ポール・ヒンドマーシュ、エンジニアはリチャード・スコットが担い、ロバート・チャイルズがひじょうにアカデミックなプログラム・ノートを書いている。

副題どおり、アルバムは、ロバート・シンプスンの『エナジー』、ウィルフレッド・ヒートンの『コンテスト・ミュージック』、エドワード・グレッグスンの『コノーテーションズ』といった1970年から2000年にかけて作曲されたブラスバンドのためのオリジナル作品を5曲収録。

ユーフォニアム・ファンなら知らぬものがいないジョーゼフ・ホロヴィッツの『ユーフォニアム協奏曲』が名手マイクル・ドッドのソロで収録されているのも見逃せない。

フィナーレを飾るフィリップ・ウィルビーの『ジャズ』は、1997年のオール・イングランド・マスターズ選手権のテストピースとして委嘱されたエキサイティングな作品で、アッという間に人気曲のステータスを得て、2001年の全英選手権地区予選のテストピースにも使われた。作曲者がニューヨークを訪れた際、この都会から感じたエネルギーに強くインスパイアーされた作品で、ソロワークなど、随所にジャズの要素が盛り込まれている。

ハワースの切れ味鋭い解釈、バンドの高いスキル、サウンドのすばらしさなど、あらゆる点で第一級のアルバムに仕上がっている。

■ヒストリー・オブ・ブラスバンド・ミュージック~モダン・エラ 1970-2000
演奏:グライムソープ・コリアリー・UKコール・バンド
The History of Brass Band Music:The Modern Era 1970-2000【ブラスバンド CD】

【データ】

・演奏:グライムソープ・コリアリー・UKコール・バンド
(Grimethorpe Colliery UK Coal Band)
・指揮:エルガー・ハワース(Elgar Howarth)
・発売元:ドイエン (Doyen)
・発売年:2005年
・収録:2005年4月16~17日、Dewsbury Town Hall(England, U.K.)
・メーカー品番:

【収録曲】

1. エナジー/ロバート・シンプスン【10:20】
Energy/Robert Simpson

2. コンテスト・ミュージック/ウィルフレッド・ヒートン【15:25】
Contest Music/Wilfred Heaton

第1楽章:アレグロ Allegro【5:12】
第2楽章:モルト・アダージョ Molto Adagio【5:05】
第3楽章:ヴィーヴォ Vivo【5:08】

3. ユーフォニアム協奏曲/ジョーゼフ・ホロヴィッツ【16:50】
Euphonium Concerto/Joseph Horovitz
ユーフォニアム:マイクル・ドッド(Michael Dodd)
第1楽章:モデラート Moderato【5:42】
第2楽章:レント Lento【6:38】
第3楽章:コン・モート Con Moto【4:30】

4. コノーテーションズ/エドワード・グレッグスン【12:39】
Connotations/Edward Gregson

5, ジャズ/フィリップ・ウィルビー【14:32】
Jazz/Philip Wilby
第1楽章:アレグロ・ぺザンテ Allegro Pesante【5:52】
第2楽章:プレチーゾ Preciso【3:04】
第3楽章:クール – アレグロ・コン・モート Cool – Allegro Con Moto【2:30】
第4楽章:ブレスレス – ピュー・モート Breathless – Piu Moto【3:06】

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