■ギャルド・レピュブリケーヌ「ガーシュウィン / ドビュッシー / ブートリー / ラフマニノフ

1996年、ギャルド・レピュブリケーヌ楽友協会(S.A,A,M.A.M.G.R.)が制作した自主制作盤。パリ市内のステュディオ・デュ・パレ・バリでセッションが行なわれ、プロデュースはジャン=イヴ・エイジ、エンジニアはフィリップ・ラフォンが担った。

1973年から1997年まで首席指揮者をつとめたロジェ・ブートリー(1932~2019)時代のギャルド・レピュブリケーヌのさまざまな演奏形態が示されているアルバムで、メインの吹奏楽団のほか、オーケストラ、サクソフォン・クインテットの演奏を収録。録音が行なわれた1996年が、ブートリーが定年を迎える前年ということもあり、すべてがブートリーをリスペクトする内容となっている。

ピアニストとしても来日したことがあるブートリーは、このアルバムで唯一フルート奏者のパトリック・デスルーモーが代わって指揮をとっているガーシュウィンの『ラプソディー・イン・ブルー』ではピアニストとして登場。ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』とラフマニノフの『ヴォカリーズ』では自らのトランスクリプションを指揮し、残る3曲『ディヴェルティメント』(アルト・サクソフォンと弦楽オーケストラのための)、『イムプロヴィゼイションズ(即興集)』(サクソフォン・クインテット)、『テトラーデ』(吹奏楽)では、現代作曲家としての顔を見せる。

それは正しくワンマンショー! 一時代を画したひとりのフランス人音楽家の個性が凝縮されたアルバムだ!!

【ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団】
フランス共和国が世界に誇る“大統領直属”の軍楽隊。1848年、金管と打楽器による12名でスタート。次第に吹奏楽団としての形態を整えていき、1880年代半ばまでに、75名の陣容にまで拡充されている。世界各国に演奏旅行を行ない、交響吹奏楽団として世界的名声を誇る。フローラン・シュミットの「ディオニソスの祭り」やポール・フォーシェの「交響曲」など、時代を代表する作曲家たちがこの吹奏楽団のためにこぞってオリジナル作品を書いている。以前は、指揮者を含め、全員がパリ音楽院で1等賞を得て卒業した音楽家で構成されていたが、現在でも8割近くが同音楽院出身者で占められている。弦楽セクションも合わせ持ち、オーケストラ演奏も可能。フランス管楽器界の中心的存在として活躍が続いている。1961年の初来日以来、度重なる日本公演で国内にも多くのファンをもっている。

■ギャルド・レピュブリケーヌ
ガーシュウィン / ドビュッシー / ブートリー / ラフマニノフ

Les Orchestres de la Garde Republicaine
Gershwin / Debussy / Boutry / Rachmaninov
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4649/

【データ】

・演奏団体:ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団(L’Orchestre d’harmonie de la Garde Republicaine)2、5、6 / 同オーケストラ(L’Orchestre de la Garde Republicaine)1、3 / 同サクソフォン・クインテット(Quintette de Saxophones)4
・指揮者:ロジェ・ブートリー(Roger Boutry)2~6 / パトリック・デスルーモー(Patrick Desreumaux)1
・発売元:自主制作(Amicale des Musiciens de la Garde Republicaine)
・発売年:1996年
・収録:1996年、Studio du Palais Paris, France

【収録曲】

  1. ラプソディー・イン・ブルー(1929)/ジョージ・ガーシュウィン【17:00】
    Rhapsody in Blue/George Gershwin
    ピアノ(Piano):ロジェ・ブートリー(Roger Boutry)
    クラリネット(Clarinet Solo):シルヴィー・ユー(Sylvie Hue)
  2. 牧神の午後への前奏曲/クロード・ドビュッシー(trans. ロジェ・ブートリー)【9:12】
    Prelude a L’Apres-midi d’un Faune/Claude Debussy(trans. Roger Boutry)
    フルート(Flute Solo):ピエール・カロン(Pierre Caron)
  3. ディヴェルティメント/ロジェ・ブートリー【8:30】
    Divertimento/Roger Boutry
    アルト・サクソフォン(Alto Saxophone):ジョルジュ・ポルテ(Georges Porte)
    I) アレグロ・マ・ノン・トロッポ Allegro ma non troppo【3:08】
    II)アンダンテ – カデンツァ – プレスト Andante – cadence – presto【5:22】
  4. イムプロヴィゼイションズ(即興集)/ロジェ・ブートリー【4:58】
    Improvisations/Roger Boutry
    I) アレグロ Allegro【0:51】
    II)ヴァルセ・レンテ Valse lente【1:06】
    III)フガート Fugato【0:44】
    IV)インテルメッツォ Intermezzo【0:58】
    V)終曲 Final【1:19】
  5. テトラーデ/ロジェ・ブートリー【13:18】
    Tetrade/Roger Boutry
    I) アレグロ・コン・フォーコ Allegro con fuoco【1:36】
    II)アレグロ・スケルツァンド Allegro scherzando【2:24】
    III)アンダンテ・マエストーゾ Andante meastoso【6:13】
    IV)アレグロ・ジョコーゾ Allegro giocoso【3:05】
  6. ヴォカリーズ/セルゲイ・ラフマニノフ(trans. ロジェ・ブートリー)【5:32】
    Vocalise/Sergei Rachmaninov(trans. Roger Boutry)

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