■全英ブラスバンド選手権1991(演奏:デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンドほか)

1991年10月5日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された「全英ブラスバンド選手権1991」決勝とガラ・コンサートのハイライトを収録したライヴ・アルバム。プロデューサーはスタン・キッチン、エンジニアはマイクル・ムーアというベテラン・コンビが担っている。

全英ブラスバンド選手権では、地区大会とロンドンで行なわれるファイナル(決勝)で課されるテストピース(課題)が違う。新作が委嘱される場合もあれば、過去の名曲が採用される場合もあり、たいてい夏頃に発表される。

1991年のファイナルのテストピースは、ロバート・シンプスンの『エナジー』。ちょうど20年前の1971年の全英ファイナルのために委嘱された作品で、選手権部門のバンドなら演奏したことがないバンドを探すほうが難しいといわれるほどポピュラーな曲だ。当然のことながら、こういうときは大激戦になる!!

優勝は、200ポイント満点中、197ポイントをゲットしたジェームズ・ワトソン指揮、デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド。彼らは1987~1989年に全英ハットトリック(3連覇)を達成。選手権規定で1990年の出場は無かったが、1年のブランクをまるで感じさせない快演を演じた! 『トリビュート・トゥー・テッド・ヒース』と『楽園への道』は、ハットトリックを称えて招かれたガラ・コンサートにおける演奏だ。

ガラ・コンサート名物の“マスバンド”は、ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド、CWSグラスゴー・バンド、IMIヨークシャー・インペリアル・バンドからなる約75名編成の大ブラスバンドで、指揮者は、かつてブラック・ダイク・ミルズのプロフェッショナル・コンダクターとして活躍したレジェンド、ジェフリー・プランド!

ブラック・ダイク・ミルズのプリンシパル・コルネット奏者ロジャー・ウェブスターをソロイストに迎えた『シャワーズ・オブ・ゴールド』、ロバートとニコラスのチャイルズ・ブラザーズによるユーフォ二アム・デュエット『聖なる寺院の奥深く』、スティーヴン・ミードが率いるブリティッシュ・テューバ・カルテットによる『ポップ組曲(終楽章)』など、聴きどころも多い!

ロイヤル・アルバート・ホールの巨大な空間を感じさせる録音が当時の“全英”の空気をよく伝えている!

■全英ブラスバンド選手権1991
演奏:デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンドほか
Boosey & Hawkes National Brass Band Championships of Great Britain and Gala Concert 1991
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4651/

【データ】

・演奏団体:(曲目欄に記載)
・指揮者:(曲目欄に記載)
・収録:1991年10月5日、Royal Albert Hall, London, U.K.
・発売元:ポリフォニック(Polyphonic)
・発売年:1991年

【収録曲】

  1. ルール・ブリタニア/トーマス・アーン(arr. マイクル・ブランド)【4:36】
    Rule Britannia/Thomas Arne(arr. Michael Brand)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The massed bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)
  2. シャワーズ・オブ・ゴールド/ハーバート・L・クラーク(arr. ホーン)【5:26】
    Showers of Gold/Herbert L. Clarke(arr. Horn)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド(Britannia Building Society Band)
    【独奏】コルネット(Cornet):ロジャー・ウェブスター(Roger Webster)

3.トリビュート・トゥー・テッド・ヒース/(arr. ビル・ゲルダード)【12:30】
Tribute to Ted Heath/(arr. Bill Geldard)
【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
【演奏】デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド(Desford Colliery Caterpillar Band)

  1. 歌劇「真珠とり」から“聖なる寺院の奥深く”/ジョルジュ・ビゼー(arr. キース・ウィルキンスン)【4:02】
    Deep Inside the Sacred Temple/George Bizet(arr. Keith Wilkinson)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド(Britannia Building Society Band)
    【デュエット】ユーフォニアム(Euphonium):ロバート・チャイルズ&ニコラス・チャイルズ(Robert Childs & Nicholas Childs)
  2. トライアンファント・ラプソディ/ギルバート・ヴィンター【12:42】
    Triumphant Rhapsody/Gilbert Vinter
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The massed bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)
  3. エナジー/ロバート・シンプスン【9:22】
    Energy/Robert Simpson
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド(Desford Colliery Caterpillar Band)
  4. 楽園への道/フレデリック・ディーリアス(arr. クリストファー・モワット)【7:28】
    Walk to the Paradise Garden/Frederick Delius(arr. Christopher Mowat)
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド(Desford Colliery Caterpillar Band)
  5. ポップ組曲(終楽章)/アーサー・フラッケンポール【2:18】
    Pop Suite (Last Movement)/Arthur Frackenpohl
    【演奏】ブリティッシュ・テューバ・カルテット(The British Tuba Quartet)
  6. デイヴィッド・オブ・ザ・ホワイト・ロック
    /伝承曲(arr. ジョージ・ウィルコックス)【2:50】
    David of the White Rock/Traditional(arr. George Wilcocks)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The massed bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)
  7. 序曲「1812年」/ピョートル・チャイコフスキー(arr. デニス・ライト)【15:21】
    Ouverture Solennelle 1812/Pyotr Tchaikovsky(arr. Denis Wright)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The Massed Bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)

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