■レスピーギ/交響詩「ローマの松」(演奏:ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ)

1991年3月6~7日、東芝EMIのリクエストでロンドンのアビロード・スタジオの第1スタジオで録音されたロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラの2枚目のアルバムで、プロデューサーは、東芝EMIの中田基彦と英EMIのジョン・ウェスト、エンジニアはマイクル・シーディーが担った。

収録曲は、レスピーギの交響詩『ローマの松』(サイ・ペイン編曲)とムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』(サイモン・ライト編曲)とリムスキー=コルサコフの『ロシアの復活祭』序曲(ジョージ・ミラー編曲)の3曲で、この内、『ローマの松』と『展覧会の絵』ではこのレコーディングのために書き下ろされた新しい編曲が使用されている。

編曲者のサイ・ペインは、このウィンドオーケストラの初CDとなったホルストの組曲『惑星』のトランスクリプションですでに名を挙げ、もう一方のサイモン・ライトも、ウォーレス・コレクションのために斬新なアイデアのスコアを提供し、注目を集めていた新進気鋭のアレンジャーだった。

残る『ロシアの復活祭』序曲は、既存の編曲が選ばれている。編曲者のジョージ・ミラーは、第2次大戦前、有名なグレナディア・ガーズ・バンドの音楽監督をつとめ、ホルストの『組曲第1番』を初レコーディングした指揮者としても知られた。時代こそ遡るが、優れた編曲としてイギリスでは定評のあるものだ。

ロンドンの腕利きが集まったというだけでなく、音響の優れたEMIアビーロード・スタジオの空気感の中に溶け込むようなウィンドオーケストラが演奏したクラシック名曲撰!!

今回紹介するのは、とっくの昔に絶版となった初回発売時のオリジナル盤! 新品状態で少数出土したコレクター・アイテムだ!

【ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ】
指揮者エリック・バンクスの着想で組織されたウィンドオーケストラ。ロンドン市中の各オーケストラで活躍するプレーヤーのほか、王立音楽カレッジや王立音楽アカデミー等のベテラン教授陣によって構成。EMIのデビュー・アルバムは、ホルストの組曲「惑星」(全曲)。コンサート活動も計画されたが、残念ながら、バンクスのオーストラリアへの移住により、立ち消えとなった。

■レスピーギ/交響詩「ローマの松」
演奏:ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ
Pini di Roma
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4634/

【データ】

・演奏団体:ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ(London Symphonic Wind Orchestra)
・指揮者:エリック・バンクス(Eric Banks)
・発売元:東芝EMI
・発売年:1991年
・収録:1991年3月6~7日、Abbey Road Studios No.1、London、U.K.

【収録曲】

  1. 交響詩「ローマの松」/オットリーノ・レスピーギ(arr. サイ・ペイン)【20:13】 
    Pini di Roma/Ottorino Respighi(arr. Cy Payne)
    I) ポルゲーゼ荘の松 I pini di villa Borghese【2:42】
    II)カタコンプ付近の松 I pini presso una Catacomba【6:55】
    III)ジャニコロの松 I pini del Giaicolo【6:05】
    IV)アッピア街道の松 I pini della Via Appia【4:31】
  2. 組曲「展覧会の絵」/モデスト・ムソルグスキー(arr. サイモン・ライト)【35:34】
    Pictures at an Exhibition/Modest Mussorgsky(arr. Simon Wright)
    I)プロムナード~小人~プロムナード Promenade-Gnomus-Promenade【5:12】
    II)古城~プロムナード Vecchio Castello-Promenade【5:30】
    III)テュイルリーの庭園にて Tuileries 【1:10】
    IV)ピドロ(牛)~プロムナード Bydlo-Promenade【3:24】
    V)卵の殻をつけたひな鳥のバレエ Ballet of the chickens in their shalls【1:22】
    VI)サミュエル・ゴールデンベルグとシュムイレ Samuel Goldenberg & Schmuyle【2:11】
    VII)プロムナード~リモージュの市場 Promenade-Limages- Le marche【3:00】
    VIII)カタコンプ(ローマ時代の墓地) Catacombe【2:28】
    IX)死せる言葉による死者への話しかけ Cum mortuis in lingua mortua【2:12】
    X)鶏の足のうえの小屋 The Hut on Fowl’s Legs【3:28】
    X)キエフの大門 The Great Gate of Kiev【5:37】
  3. 「ロシアの復活祭」序曲(作品36)
    /ニコライ・リムスキー=コルサコフ(arr. ジョージ・ミラー)【14:52】
    Russian Easter Festival, Overture/Nikolai Rimsky-Korsakov(arr. George Miller)

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https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4634/

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