【コラム】富樫鉄火のグル新 第267回 映画『キャッツ』は、そんなにひどいのか【前編】

 映画『キャッツ』の評判が、よくない。
 特に海外での評価の低さは尋常ではなく、IMDbでは2.8点(10点満点)、Rotten Tomatoesの満足度も20%の低さだ(1月28日現在)。「2019年最悪映画の1本」の評価もあるらしい。
 興行的にも大失敗で、製作費の回収も、とうてい覚束ないようである。
 わたしも長年のファンのひとりとして、さっそく観たのだが(字幕版、吹替版ともに)、これは極端なまでに「観客を選ぶ映画」である。原作舞台にどれだけ理解があるかで、受け止め方が変わる、やっかいな映画だと感じた。
 今回はすこし長くなるが、2回に分けて、書きとめておきたい。

 この映画は日本でも、多くの観客が戸惑ったようだ。SNS上にあふれる疑問・不満をざっとまとめると、こうなる。

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