■CD「ウィズイン・ブルー・エンパイアーズ」(演奏:ブラック・ダイク・バンド)

“ダイクの前にダイクなし、ダイクの後にダイクなし”と謳われるイングランドの名門ブラック・ダイク・バンドが、2年連続“全英チャンピオン”に輝いた2009年にリリースされたブラスバンドの芸術性を問うすばらしいアルバム!

2009年はまた、ニコラス・チャイルズがこのアルバムに選んだ作品の作曲者の中で、『スペクトラム』のギルバート・ヴィンターが生誕100周年、新作『詩篇とアレグロ』のフィリップ・ウィルビーが60周年というアニヴァーサリー・イヤーだった。

日本でも着実にその名を知られるようになってきたポール・ロヴァット=クーパーの初期ヒット『ウィズイン・ブルー・エンパイアーズ』やケネス・ダウニーの『コンチェルティーノ・フォー・ブラスバンド』、エドワード・グレッグスンの『ロココ・ヴァリエーション』という、収録レパートリーは、とにかくアグレッシブ!

モチベーションの高さが心地よい演奏だけでなく、アナログ時代からブラック・ダイクの数多くの名録音を生み出してきたハダーズフィールド・タウン・ホール、近年、準本拠となっているモーリー・タウン・ホールの芳醇な音響も魅力だ!

■ブラック・ダイク~ウィズイン・ブルー・エンパイアーズ

Within Blue Empires
Black Dyke Band【ブラスバンド CD】
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4480/

【データ】

・演奏団体:ブラック・ダイク・バンド(Black Dyke Band)
・指揮者:ニコラス・チャイルズ(Doctor Nicholas J. Childs)
・録音:2009年、Huddersfield Town Hall (U.K.) 1~2 / 2009年、Morley Town Hall(U.K.) 3~5
・発売元:ドイエン(Doyen)
・発売年:2009年

【収録曲】

  1. コンチェルティーノ・フォー・ブラスバンド/ケネス・ダウニー 【14:42】
    Concertino for Brass Band/Kenneth Downie
    I) アレグロ・スピリトーゾ Allegro Spiritoso 【4:18】
    II)レント・エスプレッシーヴォ Lento Espressivo 【6:00】
    III)ヴィヴァーチェ Vivace 【4:24】
  2. 詩篇とアレグロ/フィリップ・ウィルビー 【9:45】
    Psalms and Alleluias/Philip Wilby
  3. スペクトラム/ギルバート・ヴィンター 【12:04】
    Spectrum/Gilbert Vinter
  4. ロココ・ヴァリエーション/エドワード・グレッグスン 【16:44】
    Rococo Variations/Edward Gregson
  5. ウィズイン・ブルー・エンパイアーズ/ポール・ロヴァット=クーパー 【18:20】
    Within Blue Empires/Paul Lovatt-Cooper

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https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4480/

【ブラック・ダイク・バンド】
ルーツは、1816年、ヨークシャーのクィーンズヘッド(現クィーンズバリー)の村に誕生した木管、金管、打楽器からなるウィンド・バンド(吹奏楽団)。しかし、存続問題が起こり、1837にクィーンズヘッド・バンドとして再出発。1855年、この村のバンドでフレンチ・ホルンを吹いていたジョン・フォスター&サン社の社長ジョン・フォスターが、メンバーをそっくり社員とし、新しい楽器とユニフォームを買い与えて今日のブラス・バンド編成とする。以降、全英選手権、全英オープン選手権、ヨーロピアン選手権等における輝かしい優勝記録は、他の追随を許さず、「最も成功したバンド」としてギネス・ブックに登録される。SPレコードの時代から現在のCD、DVDなどの商業録音アイテムの数は350を超え、バンドとして世界一を誇る。1984年を皮切りに、1990年、2016年、2017年の計4度来日公演を行った。

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