Q:私は中学1年生のファゴット吹きです。
この間、顧問の先生に、
「もっと音量を大きくしてくれ」と言われました。
肺活量は、病院で測ったことがあるのですが、
かなり良い結果でした。
ですが、音を大きくしようとすると、
音色が汚くなり、
リードのビリビリした音が混じります。
どうしたら、汚くない音色で、
大きな音を出すことができますか? (T.Y)
A:中学生でファゴット奏者は少ないでしょうから
貴重な存在ですね。
学校のバンドにファゴットがいるのは、
サウンドや楽曲のニュアンスが幅広く出せるので、
大きな魅力です。
ファゴットはあまり大音量を出せる楽器ではないので、
無理矢理楽器に息を入れすぎても、
リードのや細いボーカルなどの特性もあって、
音色が汚くなっり、リードが耐えきれずに
悲鳴をあげたりしてしまいます。
ですから、音量でなく音色を重視してみてください。
また、息の長いフレーズの歌い方、
幅広い音域、弱奏での活躍など、
他の楽器には真似のできない
ファゴットの持っている魅力と
楽曲においての楽器間のジョイントを担える存在感を
出していくといいのではないでしょうか?
活躍を期待しています。
回答:五十嵐 清