■グレート・シティへの序曲(作曲:フィリップ・スパーク)

 『ドラゴンの年』や『オリエント急行』、『宇宙の音楽』、『ウィークエンド・イン・ニューヨーク』などの成功で、世界的知名度を誇るイギリスの作曲家、フィリップ・スパークのコンサート序曲です。

 この作品は、2009年、熊本県玉名市の玉名女子高等学校吹奏楽部の委嘱で作曲され、2010年1月11日、熊本県立劇場コンサートホール(熊本市)で開催された「玉名女子高等学校吹奏楽部 ? New Year Concert ’10」で、アメリカから招かれた鈴木孝佳(タッド鈴木)の客演指揮で世界初演。定員1800名、満員札止めの中での初演は、大成功を収めました。

 スパークは、コンテストの審査員や自作の指揮のため、世界中の多くの大都市を訪れています。生粋のロンドンっ子の彼にとって、訪問先のニューヨークやシカゴ、東京、パリ、ローマなどの都市で直接目にしたり、耳にするものは、自分が暮らす町とはまったく違い、とても新鮮なものに映りました。この作品は、そういった大都市に息づくエネルギーや壮観な眺めへのトリビュートとして作曲されました。

 人々が行き交い、クラクションが溢れる都会的な忙しさの中に始まる序の部分につづき、曲はすぐ叙情的な部分へと進みます。そこは伸びやかに歌われるトランペット・ソロがリードし、色彩やムード、拍子にコントラストをつけながら、どんな都市も持っている高貴な部分とそうでない部分を描きます。その後、曲はスピードを上げ、キラキラとした細かいパッセージが交錯し、一時も休むことのない都会の姿を投影するように、変化を繰り返しながらクライマックスへと向います。

 世界的ヒットとなった『ジュビリー序曲』のほか、『テイムサイド序曲』、『ピッツバーグ序曲』など、数々の“序曲”で、演奏者、聴衆の双方を魅了しつづけているスパーク独特のテイストやサウンドは、この作品にも見事に凝縮されています。

2009年、スパーク、鈴木の両氏が東京で偶然出会い、意気投合の結果、生み出されることになった都会的サウンドのコンサート序曲。演奏会場の空気を盛り上げる、コンサートのオープナーとしてもピッタリくる作品です!!

出版社グレードは5、演奏時間は約8分13秒。

■グレート・シティへの序曲 
Overture for a Great City

・出版社グレード:5
・作曲:フィリップ・スパーク (Philip Sparke)
・TIME:8分13秒(CD-2139参照)
・出版:アングロ・ミュージック (Anglo Music)
・分類:販売譜(フルスコア&パート譜セット)

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http://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/set-9013/

■アトランティック・オデッセイ~フィリップ・スパーク作品集
http://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-2139/

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