【コラム】富樫鉄火のグル新 第229回「こちらヒューストン」「すべて順調です」

 今月のFM番組「BPラジオ/吹奏楽の世界へようこそ」(FMカオン:土曜23時~、調布FM:日曜正午~)で、「月面着陸50年! 吹奏楽で聴くアポロ計画ヒストリー」を放送する。たまたま、映画『ファースト・マン』が公開されているが、今年は、アポロ11号の月面着陸から50年にあたる。
 宇宙開発エピソードは、意外と多くの吹奏楽曲になっている。たとえば、人類初の宇宙飛行士、ソ連のガガーリンを描く《ガガーリン》(ナイジェル・クラーク作曲)、《アポロ11/月へのミッション》(オットー・シュワルツ作曲)、そして、清水大輔作曲の《マン・オン・ザ・ムーン》シリーズなど……。
 FMでは、これらの曲を流すのだが、やはり、わたしの世代には、1969年7月の、アポロ11号月面着陸が強烈な印象を残している。

 このとき、わたしは小学校5年生だった(月面第一歩は、日本時間で7月21日午前11時56分。ということは学校で見たのだろうか。もう夏休みだったのか、あるいは夜に自宅で再放送を見たのか)。
 スタジオで番組を仕切っていたのは、鈴木健二アナウンサーだった(らしい。当時はこんなひと、知らなかった)。先日、産経新聞に、当時を振り返るインタビューが載っていたが、月面第一歩の際、鈴木氏は“沈黙の中継”を行なったという。「何も言わず、無言で見守り、画面ではアームストロング船長の声だけが淡々と流れていました」。36年間のアナウンサー生活で「最高のアナウンスだった」と自負しているそうだ(産経新聞2月25日付「話の肖像画」より)。

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