【コラム】富樫鉄火のグル新 第213回 最後の普門館

わたしが普門館へ初めて入ったのは、大学生だった1977年11月の全日本吹奏楽コンクール(全国大会)、および、カラヤン&ベルリン・フィル公演だった――と、あちこちに書いてきた。

ところが、先日、古い資料をひっくり返していたら、1973年の東京都大会のプログラムが出てきて、会場が「普門館」となっていて、驚いた。この年、わたしは中学3年だったが、まちがいなく、この大会を聴きに行っている。中学の部の課題曲、兼田敏《吹奏楽のための寓話》を演奏する豊島十中や赤塚三中をはっきり覚えているし、だいたい、実際に行ったからこそ、プログラムを購入できたはずである。

しかし、会場が普門館だったことは、まったく忘れていた。てっきり、杉並公会堂あたりだと勝手に思い込んでいた。記憶なんて、いい加減なものである。

そんな普門館が、ついに閉鎖・解体されるにあたっての、舞台の“一般開放”(11月5~11日)に行ってきた。

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