【コラム】富樫鉄火のグル新 第207回 2003年、北米大停電

2003年8月14日、わたしは、出張で、エージェントのY氏とともに、ニューヨークの出版社「MARVEL」本社にいた。夕方の16時過ぎ、打ち合わせしていると、突如「バチン!」と音がして、ビル内の電気がすべて消えた。同時に「全員、退出」を促すサイレンが鳴った。2年前の「9・11テロ」の経験からか、ひとびとの対応は素早かった。我々も、階段で外へ出て、ホテルへもどることにした。

マンハッタンは、たいへんなことになっていた。信号が消え、ひとの流れは四方八方メチャクチャとなり、ときどき、タクシー同士がぶつかったりしている。
タイムズ・スクエア近くのホテルに着くと、すさまじい状況だった。エレベータが動かないため、身動きのとれない宿泊客が、ロビーどころか、表の道路にまであふれかえって座り込んでいた。

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