■ホウルディング・ヒズ・オウン~クリス・ホウルディング・トロンボーン名演集/HOULDING HIS OWN

21才の若さでオーケストラ・オブ・ノース・オペラの首席トロンボーン奏者に就任し、イギリスのほとんどのメジャー・オーケストラからも“客演首席”として招かれている実力派、クリス・ホウルディングの初のソロCDです。

ロイヤル・ノーザン音楽カレッジのほか、ジョセフ・アレッシ・サマー・セミナー、ジュリアード音楽院、イーストマン音楽学校などで彼の教えを受けた奏者も多く、日本でもおなじみの奏者でいうなら、実は、ブラック・ダイク・バンドの首席トロンボーン奏者としておなじみのブレット・ベイカーの先生だったりします。ベイカー・ファンにとっても見逃せませんね!!

このアルバムでは、トロンボーンという楽器のキャラクターをより鮮明に打ち出すために、無伴奏曲とピアノ伴奏による新旧音楽を組み合わせるという、ひじょうにコントラストの効いたプログラミングが光っています。

1曲目のケニーの『ファンファーレ』に始まる一連の無伴奏曲におけるパフォーマンスは“圧巻”の一語がふさわしく、トロンボーンという楽器を知らない人にとっても、きっとこの楽器の魅力や音楽表現の多彩さを愉しませてくれることでしょう。

また、イアン・バックルというすばらしいピアノ伴奏者を得たヒンデミットの『ソナタ』やペルゴレージの『シンフォニア』、シュレックの『ソナタ』といった、定番ともいうべきレパートリーもとても魅力的です。

トロンボーンとピアノのそれぞれのキャラクターを生かしきった録音のすばらしさも特筆もので、グイグイ音楽に惹きこまれていきます。ブックレットには、使用楽譜についても書かれています。すべてのトロンボーン・ファンにお薦めしたい新しい定盤の登場です!!

【クリス・ホウルディング】
ロンドンのギルドホール音楽学校に学び、トロンボーンをデニス・ウィック、エリック・クリーズ、ピーター・ゲインに師事し、“プリンシパル賞”を受賞して卒業。

21才のときに、オーケストラ・オブ・ノース・オペラの首席トロンボーン奏者に就任。

ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、コベントガーデン王立歌劇場、ロンドン・ブラス、ロンドン・シンフォニック・ブラス、シンフォニック・ブラス・オブ・ロンドンを含む、イギリスの主要オーケストラやアンサンブルの客演首席奏者としても招かれる一方、マンチェスターのロイヤル・ノーザン音楽カレッジのシニア・チューターとして教鞭をとっている。

他方、全英ユース・ブラス・バンドの出身者であることから、ブラス・バンド指揮者としても活躍し、2005年、DUT・ヨークシャー・インペリアル・バンドを全英チャンピオンへと導いている。ブリティッシュ・トロンボーン・ソサエティの前プレジデント。

【使用楽器】 Edwards T350; 335CF Bell、Rose Tuning Slide、T-STD Slide、T2 Brass Leadpipe / Mouthpiece: Denis Wick 5ABL(Prototype)

トロンボーン(Trombone): クリス・ホウルディング (Chris Houlding)
・ピアノ(Piano): イアン・バックル (Ian Buckle) 2、4、6-8、10、12

・発売元:スペシャリスト (Specialist)
・発売年:2008年

・収録:2007年4月9-10日、ハーデン・フリーマン・コンサート・ホール
(ロイヤル・ノーザン音楽カレッジ、英マンチェスター)

  1. ファンファーレ(ハロルド・ナッシュへの)/ジョン・ケニー 【1:52】
    Fanfare (To Harold Nash)/John Kenny

  2. トロンボーンとピアノのためのソナタ/パウル・ヒンデミット 【10:32】
    Sonata for Trombone & Piano

I)アレグロ・モデラート・マエストーソ Allegro moderato maestoso 【3:01】
II)アレグレット・グラジオーソ Allegretto grazioso 【2:50】
III)悪党の歌 Lied des Raufbolds (Swashbuckler’s Song) 【2:05】
IV)アレグロ・モデラート・マエストーソ Allegro moderato maestoso 【2:36】

  1. ソロ・トロンボーンのためのフローリッシュ/エリック・クリーズ 【3:56】
    Flourish for Solo Trombone/Eric Crees

  2. シンフォ二ア/ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ (trans. ラルフ・ザウアー) 【6:13】
    Sinfonia/Giovanni Battista Pergolesi (transc. Ralph Sauer)

I)アンダンテ Andante 【0:58】
II)アレグロ・コン・ブリオ Allegro con brio 【1:55】
III)アダージョ Adagio 【1:49】
IV)アレグロ Allegro 【1:31】

  1. そいつを起こせ! /ピーター・スワン 【9:09】
    Excito Quod Evenit/Peter Swan

I)ファンファーレとトッカータI Fanfare & Toccata 1 【1:08】
II)リート Lied 【3:12】
III)ドリームスケイプ Dreamscape 【2:35】
IV)ファンファーレとトッカータ(ラ・シャッス) Fanfare & Toccata (La Chasse) 【2:14】

  1. トロンボーンのためのオマージュ、演奏に立会えない作曲家の心残りを託して
    /アルテュール・オネゲル 【1:13】
    Hommage du trombone Exprimant la Tristesse l’Auteur Absent/Arthur Honegger

  2. アンダンティーノ/イサーク・マヌエル・フランシスコ・アルベニス【1:51】
    Andantino/Isaac Manuel Francisco Albeniz

  3. 歌劇「ハムレット」第1場 (第1幕)/アンブロワーズ・トマ【2:38】
    Hamlet- First Tableau (Act 1)/Ambroise Thomas

  4. 金星(トロンボーンのための短いサイコティック・エピソード)/サイモン・ウィリス 【3:24】
    Lucifer (A brief psychotic episode for trombone)/Simon Wills

  5. ピース・フォー・レイ/ノアム・シェリフ 【5:29】
    Piece for Ray/Noam Sheriff

  6. ミッピーII世のためのエレジー(無伴奏トロンボーンのための)/レナード・バーンスタイン 【2:13】
    Elegy for Mippy II (for trombone alone)/Leonard Bernstein

  7. トロンボーン・ソナタ(ヴォクス・ガブリエリ)/ステファン・シュレック 【7:53】
    Sonata (Vox Gabrieli)/Stjepan Sulek

≪2008年07月新入荷≫

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