■CD「ポール・ロヴァット=クーパー作品集 Vol.3~スルー・ザ・フレームズ」が発売

ブラスバンド新世代を担う作曲家の1人として、今や不動のポジションを得たイギリス人作曲家ポール・ロヴァット=クーパー!!

これは、2008年リリースの「Vol.1 ウォーキング・ウィズ・ヒーローズ」(CD-2301)、2011年の「Vol.2 オンリー・フォー・ユー」(CD-2302)につづく“ロヴァット=クーパー作品集”の第3弾だ!!

作曲の師は、「ハリスンの夢」や「地底旅行」、「巨人の肩にのって」でおなじみのピーター・グレイアム!

ポール・ロヴァット=クーパーの名がファンの間で次第に語られるようになるのは、パーカッショニストとしてブラック・ダイク・バンドに参加以降のことだ。作曲家としてのポテンシャルの高さを見い出したのは、その音楽監督で指揮者のニコラス・チャイルズだった。

自然の流れから、今回の新しいアルバムも含めた計3枚のアルバムの演奏は、すべてブラック・ダイクが担っている!

鮮烈な印象を残したその3度目の日本公演(2016年)を聴いたファンも多いだろう!!

公演ではロヴァット=クーパーの作品も随所に盛り込まれていた!

アルバムは、ニコラス・チャイルズとブラック・ダイクのために書かれた『スルー・ザ・フレームズ』でスタートする!

自身パーカッショニストでもあるロヴァット=クーパーらしく打楽器を前面に押し出し、リズミカルな展開とエネルギーにあふれる作品で、ブラック・ダイクのコンサートでもオープナーとしておなじみだ!

トラック-9の『フェン・サンダー・コールズ(雷鳴がとどろく時)』もブラック・ダイクのオープナーとして委嘱された曲だ。

スネアの刻みにのって、ステージにつぎつぎと現われるプレイヤーたちが、まるで楽器紹介よろしくソロをまじえながら参集し、次第しだいに盛り上がっていく展開は、実際のライヴではもの凄い演奏効果を発揮する!

実演奏の映像は、ぜひとも「ブラック・ダイク~ブリティッシュ・バンズマン125周年コンサート」(DVD-9565)、「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2013」(DVD-9569)の2枚のライヴDVDで愉しみたい。

ブラック・ダイクが誇るスター・プレイヤー、バリトンのカトリーナ・マーゼラのために書かれた『ウィズ・ヒズ・ファースト・ブレス』(トラック-4)と、フリューゲルホーンのゾーイ・ハンコックのために書かれた『トレヴォーン湾の辺りに』(トラック-11)の各ソロ・ピースも聴き逃せない!!

こういうハートに沁みわたるようなメロウなソロを聴いていると、ロヴァット=クーパーが稀代のメロディー・メーカーであることがよくわかる。

とてもユニークな作品は、ブリティッシュなブラスバンド編成と打楽器を活用するマーチングで知られる熊本の専修大学玉名高等学校VENTURESの委嘱で作曲された『テール・オブ・ザ・ドラゴン』(トラック-2)だ。

日本語に訳すと“ドラゴンの物語”。本人が書いたプログラム・ノートにもかなりの字数が割かれているが、その舞台は、恐ろしい“ドラゴン”に悩まされる“いにしえの日本”。“ドラゴン”ということで、大陸から九州に伝わった中国風のタッチも随所に感じられる。

アルバムは、ロンドンの救世軍インターナショナル・スタッフ・バンド(ISB)の120周年を記念して委嘱された『ファイア・イン・ザ・ブラッド』(トラック-13)でフィナーレを迎える!

2011年6月4日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにおいて、日本を含む世界各国から集まった救世軍バンドによって開かれた“ISB120コンサート”で初演されたこのエキサイティングな作品は、瞬く間に世界的人気を博し、ブラック・ダイクの日本ツアー2016でも演奏された。

作曲家ポール・ロヴァット=クーパーのエッセンスが凝縮されているようなすばらしい作品だ!

■ポール・ロヴァット=クーパー作品集 Vol.3
~スルー・ザ・フレームズ

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4237/

Through the Flames
The Music of Paul Lovatt-Cooper Vol.3
Black Dyke Band

・演奏団体:ブラック・ダイク・バンド(Black Dyke Band)
・指揮者:ニコラス・チャイルズ(Pfofessor Nicholas Childs)1~4、6、8~13
ポール・ロヴァット=クーパー(Paul Lovatt-Cooper)5、7

・録音:2016年5月、12月 Morley Town Hall, England (U.K.)
・発売元:ドイエン (Doyen)
・発売年:2017年

  1. スルー・ザ・フレームズ 【3:32】
    Through the Flames

  2. テール・オブ・ザ・ドラゴン 【7:59】
    Tale of the Dragon

3, ジュビランス 【5:33】
Jubilance

  1. ウィズ・ヒズ・ファースト・ブレス 【5:08】
    With His First Breath
    バリトン(Baritone):カトリーナ・マーゼラ(Katrina Marzella)

  2. 最後の航海 【8:12】
    The Final Voyage

  3. ロイド/カスバート・ハワード 【4:11】
    Lloyd/Cuthbert Howard

  4. ストリームライン・ピークス 【5:08】
    Streamline Peaks

  5. ライフ・ウィズイン 【11:08】
    The Life Within

  6. フェン・サンダー・コールズ(雷鳴がとどろく時) 【3:40】
    When Thunder Calls

  7. フライング・ザ・フラッグ 【2:29】
    Flying the Flag

11. トレヴォーン湾の辺りに  【4:36】
By Trevone Bay
フリューゲルホーン(Flugel Horn):ゾーイ・ハンコック(Zoe Hancock)

  1. ロード・トゥー・ラン 【5:38】
    Road to Run

  2. ファイア・イン・ザ・ブラッド 【9:43】
    Fire in the Blood

【このCDをBPショップでチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4237/

コメントを残す