【コラム】富樫鉄火のグル新 第180回 <古本書評>『神話をつくる人たち』共同通信社

書評といえば普通は新刊が対象で、古書の書評なんて、あまり聞いたことがない。
だが、初めて読むのであれば、絶版古書だって、読み手にとっては新刊である。
近年、「アマゾン・マーケットプレイス」や「日本の古本屋」の充実で、目的の古書を入手しやすくなった。
だったら、古書の書評があってもいいのではないか。

1970年代から90年代にかけて、FM情報誌は4誌が競っていた。
ポップスに強かった「週刊FM」(音楽之友社)。
オーディオ情報と音楽家伝記マンガが売りだった「FMレコパル」(小学館)。
鈴木英人のイラストによるカセット・ラベルが付いていた「FM STATION」(ダイヤモンド社)。

そしてわたしが好きだったのは、クラシック情報が多い「FM fan」(共同通信社)だった。
同誌は「読み物」が充実しており、特に志鳥栄八郎の「わたしのレコード・ライブラリー」は、毎号、舌なめずりしながら読んだものである。

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