■女王陛下のウィンド・オーケストラ ロイヤル・エア・フォース・バンド Vol.8 ’91

1991年10月25日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールおよび翌26日、ハロゲートのカンファレンス・センターで収録されたロイヤル・エア・フォース・バンドの《フェスティヴァル・オブ・ミュージック(音楽の祭典)1991》ツアーのライヴ・アルバム。プロデューサーはスタン・キッチン、エンジニアをマイクル・ムーア、アシスタント・エンジニアをデヴィッド・セッチェルが担い、オリジナル原盤は、英ポリフォニック・レーベルからリリースされた。

演奏者は、80名編成のロイヤル・エア・フォース・セントラル・バンドを中核に、40名編成のロイヤル・エア・フォース・カレッジ、ロイヤル・エア・フォース・レジメント、ロイヤル・エア・フォース・ウェスタンの3バンドを加えた200名編成の大編成ウィンドオーケストラ。また、スコードロネイアーズは、セントラル・バンドのメンバーによるビッグ・バンドだ。

1991年ツアーの超目玉は、このツアーのために委嘱されたエドワード・グレッグスンの『剣と王冠』だろう。初演はツアー初日の10月18日、マンチェスターのフリー・トレード・ホールで行なわれ、その日とこのディスクに収められた10月25日のロンドンのロイヤル・アルバート・ホールの演奏は、作曲者自らが客演指揮した。曲は、かつてロイヤル・シェークスピア・カンパニーのために書いた音楽がベースとなっており、タイトルの“剣(つるぎ)”は軍事力、“王冠(おうかん)”は権力の象徴として使われている。作曲者が指揮者したこの演奏は、モチベーションも高く、ひじょうにドラマチックな音楽表現が愉しめる!!

その他、200名編成を活かしたマルコム・アーノルドの『4つのスコットランド舞曲』、エドワード・ジャーマンの『ウェールズ狂詩曲』、ジョン・フィリップ・スーザの『星条旗よ永遠なれ』など、聴きものも多く、ロイヤル・アルバートの巨大な空間を感じさせる録音もとても魅力的だ!!

(これは、ライセンスを得て、ビクター音楽産業からリリースされた日本盤で、もちろん日本語解説付き。すでに絶版だが、奇跡的に流通倉庫から出土した完全な新品だ!)

■女王陛下のウィンド・オーケストラ
ロイヤル・エア・フォース・バンド Vol.8 ’91

Festival of Music 1991
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4612/

【データ】

・演奏団体:ロイヤル・エア・フォース・バンド(The Massed Bands of the Royal Air Force:The Central Band of the Royal Air Force / The Band of the Royal Air Force College / The Band of the Royal Air Force Regiment / The Western Band of the Royal Air Force)1~7、10、12~13 / ロイヤル・エア・フォース・スコードロネイアーズ(The Royal Air Force Squardronaires)8、9、11
・指揮者:H・バリー・ヒングリー(Wing Commander H. B. Hingley)1、6、7、13 / アラン・モスフォード(Squardron Leader Alan Mossford)2 / デヴィッド・コンプトン(Flight Lieutenant David Compton)3、12 / デリック・デーヴィスン(Flight Lieutenant Deryck Davison)4 / エドワード・グレッグスン(Edward Gregson)5 / スチュアート・スターリング(Flight Lieutenant Stuart Stirling)8、9、11 / ダンカン・スタッブズ(Flying Officer Duncan Stubbs)10
・発売元:ビクター音楽産業(Victor)
・発売年:1992年
・収録:1991年10月25日、The Royal Albert Hall, London, U.K. / 10月26日、The Conference Centre, Harrogate, U.K.

【収録曲】

  1. ファンファーレ・オン・ザ・ロイヤル・エア・フォース・コール
    /H・バリー・ヒングリー
    Fanfare on the Royal Air Force Call/H. Barry Hingley【2:03】
  2. ヨークシャー序曲/フィリップ・スパーク【5:28】
    A Yorkshire Overture/Philip Sparke
  3. バフーナリー/マーク・ゴダード(arr. パット・ゴダード)
    Buffoonery/Mark Goddard(arr. Pat Goddard)【4:17】
    バスーン(Bassoon):パット・ゴダード(Junior Technician Pat Goddard)
  4. 4つのスコットランド舞曲(作品59)
    /マルコム・アーノルド(arr. ジョン・P・ペインター)【9:07】
    Four Scottish Dances/Malcolm Arnold(arr. John P. Paynter)
    I) ぺザンテ Pesante 【1:58】
    II)ヴィヴァチェ Vivace 【2:01】
    III)アレグレット Allegretto 【3:13】
    IV)コン・ブリオ Con Brio 【1:54】
  5. 剣と王冠/エドワード・グレッグスン【15:32】
    The Sword and the Crown/Edword Gregson
    I) 第1楽章 1st Movement 【5:44】
    II)第2楽章 2nd Movement 【5:01】
    III)第3楽章 3rd Movement 【4:45】
  6. ファンファーレとプロセッショナル「アレグザンドル王妃」
    /H・バリー・ヒングリー 【4:24】
    Fanfare and Processional:Queen Alexandra/H. Barry Hingley
  7. 星条旗よ永遠なれ/ジョン・フィリップ・スーザ 【3:41】
    The Stars and Stripes Foreve /John Philip Sousa
  8. ブルー・スカイ/アーヴィン・バーリン【3:05】
    Blue Skies/Irvin Berlin
  9. フォギー・デイ/ジョージ & アイラ・ガーシュウィン【2:17】
    A Foggy Day/George & Ira Gershwin
  10. ウェールズ狂詩曲/エドワード・ジャーマン【9:46】
    A Welsh Rhapsody/Edward German
  11. スターダスト/ホーギー・カーマイケル【3:14】
    Stardust/Hoagy Cormichael
    トランペット(Trumpet):ロイ・キャッスル、ジェフリー・ローレンス(Roy Castle、Sergeant Geoffrey Lawrence)
  12. ミクロス・ローザ映画名曲集
    /ミクロス・ローザ(arr. ピーク / ケリー) 【8:22】
    Film Music of Miklos Rozsa (arr. Peak / Kelley)
  13. 夕べの祈り、帰営譜とサンセット【2:06】
    Evening Hymn, Last Post & Sunset(arr. H. Barry Hingley)

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■樋口幸弘のウィンド交友録~バック・ステージのひとり言 第125話 スパーク:交響曲第1番「大地、水、太陽、風」の衝撃



▲世界初演プログラム – NAU Centennial Commissioned Works Concert(1999年10月3日、米Northern Arizona University)



▲日本初演プログラム – 第81回大阪市音楽団定期演奏会(2000年11月9日、フェスティバルホール)

▲鈴木孝佳(2018年6月15日、杉並公会堂、撮影:関戸基敬)

『つぎの6月定期のメインですが、フィリップの“シンフォニー1番”をやることに決めました。彼のシンフォニーは、これまで“2番”、“3番”と取り上げてきましたが、となると、当然“1番”というものがある。ぜひ、それを取り上げたいと思います!』

2018年(平成30年)1月12日(金)、東京・杉並のJR「荻窪」駅近くの某所で行なわれたタッド・ウインドシンフォニーの「ニュー・イヤー・コンサート2018」(杉並公会堂大ホール)後の打ち上げで、挨拶に立った音楽監督の鈴木孝佳(タッド鈴木)さんが、演奏会後の講評につづいて次回のメイン・プログラムをメンバーに伝達したときの発言だ。

フィリップとは、もちろん、鈴木さんと親交あるイギリスの作曲家フィリップ・スパーク(Philip Sparke)のことだ。

あまり知られていないが、タッドWSは、演奏家たちのセルフ・オーガナイズ(自主運営)で活動する楽団で、年2回コンサートを行なう。その打ち上げは、いつも70名から100名近い演奏者や関係者で大いに盛り上がる。後片付けなどのため、筆者がこれに駆けつけるのは“宴もたけなわ”か“終宴寸前”になることが多い(大抵、宴席に入り込むスペースがなく、どこかに潜り込むことになる)が、当夜は、鈴木さんの話が、今まさに始まるそんなタイミングだった。

瞬間、メンバーは、リスペクトするマエストロの口からどんな“お言葉”(たまに“お小言”も)が下されるのか、みんな神妙に聞き入っている。そして、最後に次に目指すメインの曲名を知らされるわけだ。(もっとも、例えそれがどんな有名曲だったにしても、彼らにとってはすべてが“新曲”だが…。)

筆者は、当夜の指定席に定めた少し高くなった座敷の敷居に腰を掛け、やや後ろ向きに振り返りながら、この話を聞いていた。実はこれが結構居心地がいいのだ!!

さて、鈴木さんの発言にもあるように、タッドWSは、過去、2011年と2016年にフィリップの2作のシンフォニーの日本初演を行なっている。

・交響曲第2番「サヴァンナ・シンフォニー」日本初演
Symphony No.2 – A Savannah Symphony
【日時】2011年(平成23年)6月17日(金)、19:00
【会場】めぐろパーシモンホール 大ホール
【指揮】鈴木孝佳 
【演奏】タッド・ウインドシンフォニー
【演奏会名】第18回定期演奏会
【CD】タッド・ウィンド・コンサート Vol.16、フィリップ・スパーク:交響曲第2番「サヴァンナ・シンフォニー」(Windstream、WST-25021、2012年)

・交響曲第3番「カラー・シンフォニー」日本初演
Symphony No.3 – A Colour Symphony
【日時】2016年(平成28年)1月23日(土)、14:00
【会場】ティアラこうとう大ホール
【指揮】鈴木孝佳
【演奏】タッド・ウインドシンフォニー
【演奏会名】ニュー・イヤー・コンサート2016
【CD】タッド・ウィンド・コンサート Vol.32、フィリップ・スパーク:交響曲第3番「カラー・シンフォニー」(Windstream、WST-25038、2017年)

これら2曲の日本初演は、出版前に作曲者から贈呈された楽譜を使って行なわれた。今度は、それ以前に書かれた交響曲第1番『大地、水、太陽、風(Symphony No.1 – Earth, Water, Sun, Wind)』をやろうというのである。スコア・リーディングを終えた鈴木さんが、『いいですねー。後のシンフォニー(第2番、第3番)の片鱗がすでに現れていますね!』と大きな関心を示されたことがことの発端だった。

ここで時系列を少し遡るが、フィリップの交響曲第1番「大地、水、太陽、風」は、筆者にとっても、人生の転機に出会った印象深い作品だ。

それは、闘病中の父が亡くなり、その四十九日があけないうちにこんどは母が意識不明状態で病院に担ぎ込まれて長期入院。介護だけでなく、音楽以外何も分からない人間が二人の事業をいきなり一人で切り盛りしなくてはならなくなった異常な状況下での遭遇だった。

振り返ると、当時の平均労働時間は、月~土のウィークデーが約15時間、日祝日も半日営業だったので、早い話がほぼ年中無休。その後に選曲まで手がけたダグラス・ボストック(Douglas Bostock)指揮、東京佼成ウインドオーケストラ演奏のCD「ヨーロピアン・ウィンド・サークル Vol.6“ダンス・ムーブメント”」(佼成出版社、KOCD-3906)のプログラム・ノート執筆も知力、体力的にも断わらざるを得ない状況で、その際、驚いた同社担当の水野博文さん(のちの同社社長)が“どうしても引き受けてもらいたい”と慌てて来阪されたものの、2~3分に一人のペースで客あしらいをしながら跳び回っている状況を実際にその眼で見て、依頼を諦めて帰京されるという、たいへん申し訳ない思いをした事件も勃発している。休業が許されず、近くに交代要員もいなかったので、まるで吉本新喜劇のキャッチフレーズである“体力の限界に挑戦する”を地で行くような話。満足に昼食をとる余裕もなかったので、もし仮にお隣りが仕出し弁当屋さんでなかったなら、間違いなく“餓死”か“突然死”していただろう。

そのあたりのドタバタぶりは、2000~2001年、「バンドパワー」に“樋口幸弘の「ウィンド楽書(ラクガキ)ノ-トファイル」File No.06 フィリップ・スパ-ク:交響曲第1番「大地・水・太陽・風」”として寄稿(全11篇)しているので、そちらを眺めていただければと思う。本当に雑然とした環境の中で書いたので、まとまりに欠け、“ラクガキ”としたが、このシンフォニーのアリゾナでの世界初演や大阪市音楽団による日本初演の周辺で起こった事柄は、残らず書き留めてある。

ただ、誤った理解が進まないように、いくつか整理しておきたいこともある。

それは、まず、これがフィリップの作曲家として一大転機に書かれた作品だったことだ。

フィリップは、前年の1998年10月17日(土)、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)で行なわれた“全英ブラスバンド選手権(National Brass Band Championships of Great Britain)”のチャンピオンシップ部門決勝のテストピース(課題)として委嘱された『月とメキシコのはざまに(Between The Moon and Mexico)』のあたりから、一曲に充分な時間をかけて作品を書くようになり、結果、作風に明らかな変化が現れた。その後、1999年の年初に健康を害して長期入院。ドクターから最短15ヶ月は無理をするなと厳命され、そんな困難な時期をへて完成した作品がこれだった。

それまでほとんど見られなかった“月”“メキシコ”“大地”“水”“太陽”“風”というような固有名詞を積極的にタイトルに選んでいることからも、心境の変化は明らかだ。また、マーラーに傾注していることをもはや隠さなくなった。

もうひとつ忘れてはならないのは、アメリカの委嘱者による世界初演当時は、まだ『大地、水、太陽、風』というシンプルな曲名で、その後、市音による日本初演までの間に自ら“シンフォニー”と呼ぶようになったこと。ただし、そのときには“交響曲番号”がなく、出版に際し“番号”を付けている。

その後、2000年4月に自身の出版社アングロ・ミュージック(Anglo Music)を起業。結果、交響曲第1番『大地、水、太陽、風』は、長年つとめたステューディオ・ミュージック(Studio Music)時代に書かれながら、新生アングロからの出版となった。

世界初演や日本初演は以下のように行なわれている。

・「大地、水、太陽、風」世界初演
(Earth, Water, Sun, Wind)
【日時】1999年10月3日(日)、15:00
【会場】Audrey Auditorium, Northern Arizona University
【指揮】Patricia Hoy
【演奏】Northern Arizona University Wind Symphony
【演奏会名】NAU CENTENNIAL COMMISSIONED WORKS CONCERT

・吹奏楽のための交響曲「大地、水、太陽、風」日本初演
(Symphony for Band – Earth, Water, Sun, Wind)
【日時】2000年(平成12年)11月9日(木)、19:00
【会場】フェスティバルホール
【指揮】渡邊一正
【演奏】大阪市音楽団
【演奏会名】第81回大阪市音楽団定期演奏会
【CD】大阪市音楽団/大地・水・太陽・風(フォンテック、FOCD-9156、2001年)

ところが、この日本初演のステージでは、第2楽章と第3楽章を結びつけるブリッジのように重要な役割を果たすシンセサイザーが何故か鳴らないという、誰もが予測できなかったハプニングが起こった(そうだ)。

わざわざ“そうだ”と断ったのは、その頃の我が終業時刻と演奏会の終演がほぼ同じで、作曲者から送られてきた市音用の楽譜が目の前を通過していった事実があるにも拘わらず、リハーサルも本番も聴くチャンスがなかったからだ。当然、ナマの音も知らない。

その後、発売されたCD(フォンテック、FOCD-9156 / リリース:2001年7月21日)は、録音を担った毎日放送(大阪)の録音スタッフの懸命な作業により、リハーサルと本番の録音をミックス。見事に修復されてリリースされ、かなりの評判を呼んだ。

しかし、なんか釈然としないものも残った。

シンフォニーでは、全楽章を通した時にはじめて感じられる、途切れないストーリーが音楽的に大きな意味を持つと常々思っているからだ。

それから18年近くの年月が流れた2018年6月13日(水)、府中の森芸術劇場ウィーンホール(東京・府中市)で行なわれていたタッド・ウインドシンフォニーの《第25回定期演奏会》(2018年6月15日(金)、杉並公会堂大ホール)に向けてのリハーサルを訪れたとき、筆者は、ついにプロが演奏するフィリップの交響曲第1番の“ナマ”のサウンドに接した。

精緻なオーケストレーション。そして、ナチュラルな色彩感とハーモニーが織り成す妙は、正しくウィンドの魔術(マジック)だと思えた!

凄い!ナマでないと感じられない美しさとでも言えばいいのか!

この時、はじめてスコアをリーディングした当時の感激が鮮やかに甦ってきた!

フィリップは、読書家だけに、ひょっとして、テーマの“大地”“水”“太陽”“風”に、何かインスピレーションを得た小説か何かがあったのではないかと訊ねたことがある。

すると、『いや、このシンフォニーに関しては、インスパイアーされたものは一切なかった。テーマが4つ欲しいと思ったときに浮かんだのがこれらだったんだ。』とシンプルな回答!

そこで、タッドが“第2番”“第3番”につづき“第1番”にも関心をもっていることをを伝えたら、すでに前2作のCDを聴いていた彼は、『ぜひ、彼にやって欲しいと伝えてほしい!』と速攻で返信を寄こした。

『ボクは、タッドのファンだよ!』

いつもの彼の言葉が不意に頭をよぎった!



▲プログラム – タッド・ウインドシンフォニー第25回定期演奏会(2018年6月15日、杉並公会堂大ホール)

▲同、リハーサル風景から(撮影:関戸基敬)



▲タッド・ウインドシンフォニー第25回定期演奏会(撮影:関戸基敬)

▲CD – タッド・ウィンド・コンサート Vol.39、フィリップ・スパーク:交響曲第1番「大地、水、太陽、風」(Windstream、WST-25045、2019年)

■「BPラジオ 吹奏楽の世界へようこそ」7月の放送予定

毎週(土)23時…FMカオン(厚木・海老名)
http://www.fmkaon.com/

毎週(日)正午…調布FM
http://www.chofu-fm.com/
もちろん、どちらもネット経由で、全国どこででも聴けます!

【第149回】没後30年、バーンスタイン新たな魅力
FMカオン…7月4日(土)23:00 【再放送】7月18日(土)23:00
調布FM…7月5日(日)正午 【再放送】7月19日(日)正午

【第150回】発掘!ギャルド東京ライヴ1993!
FMカオン…7月11日(土)23:00 【再放送】7月25日(土)23:00
調布FM…7月12日(日)正午 【再放送】7月26日(日)正午

【制作・提供】バンドパワー
【ご案内】富樫鉄火(昭和の香り漂う音楽ライター)

【BPラジオの視聴方法】

【第149回】没後30年、バーンスタイン新たな魅力
FMカオン…7月4日(土)23:00 【再放送】7月18日(土)23:00
調布FM…7月5日(日)正午 【再放送】7月19日(日)正午

今年は、レナード・バーンスタインの没後30年。残念ながら、新型コロナの影響で、多くのコンサートや記念イベントが中止となってしまいましたが、彼の魅力は、もちろん、そんなことで忘れられるものではありません。バーンスタインといえば、「キャンディード」序曲や「ウエストサイドストーリー」ばかりが有名ですが、本日は、そうではない、普段、あまり聞かれない彼の音楽を吹奏楽でお届けしたいと思います。
※曲は、すべてレナード・バーンスタイン作曲。

【1】JFK ファンファーレ(シド・レイミン編曲)
ユージン・コーポロン指揮、ノーステキサス・ウインド・シンフォニー【約35秒】

【2】交響曲第1番「エレミア」より 第2楽章〈冒涜〉(フランク・ベンクリシュートー編曲
福本信太郎指揮、昭和ウィンド・シンフォニー【約7分】

【3】「ミサ曲」より(マイケル・スウィーニー編曲)
ユージン・コーポロン指揮、ノーステキサス・ウインド・シンフォニー【約15分】

【4】バレエ音楽「ファンシー・フリー」より、ダンス(ジョン・クランス編曲)
ユージン・コーポロン指揮、ノーステキサス・ウインド・シンフォニー【約3分】

【5】映画「波止場」からの組曲(ジェイ・ボクック編曲)
ユージン・コーポロン指揮、昭和ウインド・シンフォニー【約18分】

【第150回】発掘!ギャルド東京ライヴ1993!
FMカオン…7月11日(土)23:00 【再放送】7月25日(土)23:00
調布FM…7月12日(日)正午 【再放送】7月26日(日)正午

BPラジオお得意の「発掘音源」シリーズ。今回は、ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団、1993年11月7日、東京・オーチャードホールにおけるライヴの、オリジナルCDです。名指揮者、ロジェ・ブトリーが、戦前の名楽長、ピエール・デュポンのスコアを、壮絶な迫力で演奏します。
※演奏は、すべて、ロジェ・ブトリー指揮、ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団。

【1】歌劇「タンホイザー」序曲/ワーグナー(ピエール・デュポン編曲)【約14分】

【2】ハンガリー狂詩曲第2番/リスト(ピエール・デュポン編曲)【約10分】

【3】熊蜂の飛行/リムスキー=コルサコフ(ロジェ・ブトリー編曲)【約1分半】

【4】交響詩「ローマの松」全曲/レスピーギ(trans. ピエール・デュポン編曲)【約19分】

■ギャルド・レピュブリケーヌ「ガーシュウィン / ドビュッシー / ブートリー / ラフマニノフ

1996年、ギャルド・レピュブリケーヌ楽友協会(S.A,A,M.A.M.G.R.)が制作した自主制作盤。パリ市内のステュディオ・デュ・パレ・バリでセッションが行なわれ、プロデュースはジャン=イヴ・エイジ、エンジニアはフィリップ・ラフォンが担った。

1973年から1997年まで首席指揮者をつとめたロジェ・ブートリー(1932~2019)時代のギャルド・レピュブリケーヌのさまざまな演奏形態が示されているアルバムで、メインの吹奏楽団のほか、オーケストラ、サクソフォン・クインテットの演奏を収録。録音が行なわれた1996年が、ブートリーが定年を迎える前年ということもあり、すべてがブートリーをリスペクトする内容となっている。

ピアニストとしても来日したことがあるブートリーは、このアルバムで唯一フルート奏者のパトリック・デスルーモーが代わって指揮をとっているガーシュウィンの『ラプソディー・イン・ブルー』ではピアニストとして登場。ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』とラフマニノフの『ヴォカリーズ』では自らのトランスクリプションを指揮し、残る3曲『ディヴェルティメント』(アルト・サクソフォンと弦楽オーケストラのための)、『イムプロヴィゼイションズ(即興集)』(サクソフォン・クインテット)、『テトラーデ』(吹奏楽)では、現代作曲家としての顔を見せる。

それは正しくワンマンショー! 一時代を画したひとりのフランス人音楽家の個性が凝縮されたアルバムだ!!

【ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団】
フランス共和国が世界に誇る“大統領直属”の軍楽隊。1848年、金管と打楽器による12名でスタート。次第に吹奏楽団としての形態を整えていき、1880年代半ばまでに、75名の陣容にまで拡充されている。世界各国に演奏旅行を行ない、交響吹奏楽団として世界的名声を誇る。フローラン・シュミットの「ディオニソスの祭り」やポール・フォーシェの「交響曲」など、時代を代表する作曲家たちがこの吹奏楽団のためにこぞってオリジナル作品を書いている。以前は、指揮者を含め、全員がパリ音楽院で1等賞を得て卒業した音楽家で構成されていたが、現在でも8割近くが同音楽院出身者で占められている。弦楽セクションも合わせ持ち、オーケストラ演奏も可能。フランス管楽器界の中心的存在として活躍が続いている。1961年の初来日以来、度重なる日本公演で国内にも多くのファンをもっている。

■ギャルド・レピュブリケーヌ
ガーシュウィン / ドビュッシー / ブートリー / ラフマニノフ

Les Orchestres de la Garde Republicaine
Gershwin / Debussy / Boutry / Rachmaninov
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4649/

【データ】

・演奏団体:ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団(L’Orchestre d’harmonie de la Garde Republicaine)2、5、6 / 同オーケストラ(L’Orchestre de la Garde Republicaine)1、3 / 同サクソフォン・クインテット(Quintette de Saxophones)4
・指揮者:ロジェ・ブートリー(Roger Boutry)2~6 / パトリック・デスルーモー(Patrick Desreumaux)1
・発売元:自主制作(Amicale des Musiciens de la Garde Republicaine)
・発売年:1996年
・収録:1996年、Studio du Palais Paris, France

【収録曲】

  1. ラプソディー・イン・ブルー(1929)/ジョージ・ガーシュウィン【17:00】
    Rhapsody in Blue/George Gershwin
    ピアノ(Piano):ロジェ・ブートリー(Roger Boutry)
    クラリネット(Clarinet Solo):シルヴィー・ユー(Sylvie Hue)
  2. 牧神の午後への前奏曲/クロード・ドビュッシー(trans. ロジェ・ブートリー)【9:12】
    Prelude a L’Apres-midi d’un Faune/Claude Debussy(trans. Roger Boutry)
    フルート(Flute Solo):ピエール・カロン(Pierre Caron)
  3. ディヴェルティメント/ロジェ・ブートリー【8:30】
    Divertimento/Roger Boutry
    アルト・サクソフォン(Alto Saxophone):ジョルジュ・ポルテ(Georges Porte)
    I) アレグロ・マ・ノン・トロッポ Allegro ma non troppo【3:08】
    II)アンダンテ – カデンツァ – プレスト Andante – cadence – presto【5:22】
  4. イムプロヴィゼイションズ(即興集)/ロジェ・ブートリー【4:58】
    Improvisations/Roger Boutry
    I) アレグロ Allegro【0:51】
    II)ヴァルセ・レンテ Valse lente【1:06】
    III)フガート Fugato【0:44】
    IV)インテルメッツォ Intermezzo【0:58】
    V)終曲 Final【1:19】
  5. テトラーデ/ロジェ・ブートリー【13:18】
    Tetrade/Roger Boutry
    I) アレグロ・コン・フォーコ Allegro con fuoco【1:36】
    II)アレグロ・スケルツァンド Allegro scherzando【2:24】
    III)アンダンテ・マエストーゾ Andante meastoso【6:13】
    IV)アレグロ・ジョコーゾ Allegro giocoso【3:05】
  6. ヴォカリーズ/セルゲイ・ラフマニノフ(trans. ロジェ・ブートリー)【5:32】
    Vocalise/Sergei Rachmaninov(trans. Roger Boutry)

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■樋口幸弘のウィンド交友録~バック・ステージのひとり言 第124話 ウィンド・ミュージックの温故知新

▲チラシ – Osaka Shion Wind Orchestra 第131回定期演奏会(2020年6月7日、ザ・シンフォニーホール、コロナ禍のため中止)

▲「シンフォニア」Vol.37(ザ・シンフォニーホール、発行:2020.1.10)

『今回初めてShionと共演することになりました指揮の汐澤安彦です。この演奏会では、吹奏楽版アレンジをきっかけにしてよく演奏されるようになったクラシックの作品をたっぷりとお聴きいただきます。Shionのパフォーマンスを最大限に引き出すコンサートになると思いますので、どうぞご期待ください。』(原文ママ)

コロナ禍がなかったら、2020年(令和2年)6月7日(日)午後2時から、大阪のザ・シンフォニーホールで行なわれていたはずの「Osaka Shion Wind Orchestra(オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ) 第131回定期演奏会」のために、同ホールの広報誌「シンフォニア」Vol.37(2020年1月10日発行)に寄せた指揮者、汐澤安彦さんのメッセージだ。

この初顔合わせは、全国的にファンの関心を呼び覚まし、筆者個人としても、とても楽しみにしていたドリーミーな企画だった。

筆者が、汐澤さんとはじめてご一緒する機会を得た現場は、1988年(昭和63年)4月14日(木)、東京・杉並の今はなき普門館だった。その日は、2日後の4月16日(土)に同ホールで開催する東京佼成ウインドオーケストラとロイヤル・エア・フォース・セントラル・バンド(The Central Band of the Royal Air Force)による《日英交歓チャリティーコンサート》の合同リハーサルの日で、汐澤さんは、東京佼成ウインドオーケストラ単独ステージの指揮者だった。(参照:《第10話“ドラゴン”がやってくる!》

結果的に、この《日英交歓チャリティーコンサート》は予想以上の成果を上げ、その翌日の4月17日(日)には、同じ普門館でロイヤル・エア・フォース(RAF)単独のコンサートを主催。もちろん、この日は汐澤さんの出番はなかったが、『バンクスさんの演奏を聴きたいと思って。』と、前日共演したRAFの指揮者エリック・バンクス(Eric Banks)の本番を聴くために一聴衆として来場され、『面白いですねー。“威風堂々”(第1番)のテンポがまるで違い、思ってたより速い。我々がいつもやってるのはもっと遅いので….。』などと語られたのをまるで昨日のことのように鮮明に覚えている。

その後も、東芝EMIのセッションなど、何度か接点があり、同社ディレクターの佐藤方紀さんが運転する車でお送りしたこともあったが、どこで調べたのか、『汐澤です。』といきなり自宅に電話がかかってきて楽譜の入手法の相談を受けたり、当方のラジオ番組を応援する葉書を頂いたりと、少々面喰った想い出もある。ただ、いつも感じたのは、話が分かりやすく面白いことと飽くなき探究心!!

なので、Shionで大阪に滞在されるなら、演奏会はもちろん、久しぶりに愉しい話を伺えるのではないかと、本当に心待ちにしていた。それなのに、コロナのやつめ!!

汐澤さんは、1938年(昭和13年)、新潟県上越市の出身。1962年に東京藝術大学器楽科を卒業し、1964年に同専攻科修了。トロンボーンを山本正人、指揮を金子 登の両氏に師事。1962年から8年間、読売日本交響楽団のバス・トロンボーン奏者をつとめ、その傍ら、桐朋学園大学で指揮法を齋藤秀雄氏に師事。1960年代半ばから指揮活動を始め、1973年に民音指揮コンクール第2位入賞。1975年に渡欧し、ベルリン音楽大学、カラヤン・アカデミーに学んだ。

オーケストラやオペラ、合唱のほか、東京吹奏楽団、東京佼成ウインドオーケストラ、シエナ・ウインド・オーケストラ、大阪府音楽団、フィルハーモニア・ウインド・アンサンブル、東京アンサンブル・アカデミー、東京藝術大学、東京音楽大学など、ウィンド・ミュージックのフィールドでもひろく指揮者として活躍。とくに、ソニー、コロムビア、ビクター、東芝、ファンハウスなどから毎年のようにリリースされたLPレコードやCDを通じ、ウィンドの最新レパートリーを日本中に紹介したマエストロとして知られる。これまで、Shion(シオン)を指揮したことがなかったというのが不思議なくらいだが、間違いなく、昭和~平成を通じた“ウィンド・ミュージックのドライビングフォース”であり、“レジェンド”だ!!

吹奏楽を指揮した初の商業レコードが登場したのは、1972年で、当時、レコード・ジャケットに印刷されていた指揮者名のクレジットは、結婚前の飯吉靖彦(いいよし やすひこ)。だが、その名は、同年リリースされた4枚のLP(ビクター、CBSソニーから各2タイトル)と1枚のEP(コロムビア)を通じ、アッという間に全国の吹奏楽ファンの知るところとなった。

この内、ビクターの2枚は、当時、脚光を浴びていた4チャンネル・ステレオ方式(参照:《第94話 エキスポ ’70と大失敗》)の実証も兼ね、イイノ・ホール(1970年11月10日)と普門館(1970年12月17日、1971年12月10日)で録音されたソースを活用した2チャンネル・ステレオ盤で、演奏は、東京佼成吹奏楽団(レコード上のクレジットは、“佼成吹奏楽団”)。先行盤の「双頭の鷲/バンド・フェスティバル」(ビクター、VY-1006、1972年1月新譜)は、山本正人指揮、東京シンフォニック・バンドの演奏とのカップリング盤、後発盤の「Pleasure for Band(バンドの楽しみ)- 1/バンド・フェスティバル」(ビクター、VY-1009、1972年8月新譜)は、汐澤/佼成の単独盤だった。

もともと4チャネルの実証を兼ねた録音だったので、アルフレッド・リード編の『アラビアのロレンス』(VY-1006)やグレン・オッサー編の『イタリアン・フェスティバル』(VY-1009)、シベリウスの交響詩『フィンランディア』(VY-1006、VY-1009)など、マーチやポップスからクラシックまで、ホーム・ミュージックとしても愉しめるレパートリーが入っていた。

コロムビアのEPは、A面、B面に各1曲ずつのオリジナル作品を収録するスタイルで1970年から年に1枚のペースでリリースされた“楽しいバンド・コンサート”シリーズの第3弾(日本コロムビア、EES-473、1972年4月新譜)で、東京シンフォニック・バンドの演奏で以下の2曲が入っていた。(参照:《第93話 “楽しいバンド・コンサート”の復活》

《楽しいバンド・コンサート<3>》
(録音:1971年(昭和46年)12月6日、武蔵野音楽大学ベートーヴェンホール)

序奏とファンタジア Introduction and Fantasia
(Rex Mitchell, 1929~2011)

・サマー・フェスティヴァル Summer Festival
(David Reck, 1935~)

また、秋山紀夫さんの監修で、CBSソニーから「ダイナミック・バンド・コンサート 第1集」(CBSソニー、SOEL 3)、「同第2集」(CBSソニー、SOEL 4)としてリリースされた2枚のアルバムもたいへんな注目を集めた。

「バンドジャーナル」1972年3月号(音楽之友社)の記事“国内レコーディング・ニュース”(22~23頁)によると、当初、同年4月21日に2枚組でリリースされる計画だったようだが、最終的に以下の16曲が新録され、2枚のアルバムがリリースされた。

《ダイナミック・バンド・コンサート 第1集》
(録音:1972年(昭和47年)1月19~20日、世田谷区民会館)

・皇帝への頌歌 Royal Processional
(John J. Morrissey, 1906~1993)

・ベニスの休日 Vennetian Holiday
(Joseph Olivadoti, 1893~1977)

・ヒッコリーの丘 Hickory Hill
(Carl Frangkiser, 1894~1967)

・壮麗な序曲 Pageantry Overture
(John Edmondson, 1933~)

・キムバリー序曲 Kimberly Overture
(Jared Spears, 1936~)

・コンチェルト・グロッソ 二短調 Concerto Grosso
(Antonio Vivaldi, 1678~1741 / arr. John Cacavas, 1930~2014)

・歌劇「良い娘」序曲 The Good Daughter
(Niccolo Piccinni, 1728~1800 / arr. Eric Osterling, 1926~2005)

・狂詩的挿話 Rhapsodic Episode
(Charles Cater, 1926~)

・エルシノア序曲 Elsinore Overture
(Paul W. Whear, 1925~)

《ダイナミック・バンド・コンサート 第2集》
(録音:1972年(昭和47年)2月9~10日、世田谷区民会館)

・ファンファーレ、コラールとフーガ Fanfare, Chorale and Fugue
(Caesar Giovannini, 1925~2017)

・古典序曲  Classic Overture
(Francois-Joseph Gossec 1734~1829 / arr. Richard F. Goldman, 1910~1980)

・ウィーンのソナチナ、アンダンテとアレグロ Viennese Sonatina
(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756~1791 / arr. Walter Beeler, 1908~1973)

・べレロフォン序曲 Bellerophon Overture
(Paul W. Whear, 1925~)

・百年祭序曲 Centennial Suite
(John J. Morrissey, 1906~1993)

・聖歌と祭り Chant and Jubilo
(W. Francis McBeth, 1933~2012)

・チェルシー組曲 Chelsea Suite
(Ronald Thielman, 1936~)

演奏は、いずれも、このセッションのために結成されたフィルハーモニア・ウインド・アンサンブルで、その若々しくシャープな演奏を記憶する人も多いだろう。

そして、日本のバンド・レパートリーに確かな変化が現れた。

結果が出たことで、後続盤の企画も進んだ。再びフィルハーモニア・ウインド・アンサンブルを起用したCBSソニーは、1973年(昭和48年)1月24~25日、世田谷区民会館において、東京アンサンブル・アカデミーを起用したコロムビアは、同2月15日、武蔵野音楽大学ベートーヴェンホールでそれぞれ同様のセッションを行ない、いずれも4月にリリース。CBSソニーからは、その後、1972年、1973年の録音からコンピレーションされたカセット「吹奏楽オリジナル名曲集」(CBSソニー、SKEC-1)もリリースされた。

そして、演奏者は違えど、これらは、すべて汐澤安彦指揮!

正しく第一任者。“ドライビングフォース”と呼ぶにふさわしい活躍だ!!

2012年(平成24年)3月1日(木)~2日(金)、和光市民文化センター サンアゼリア大ホールで汐澤さんが名誉指揮者をつとめる東京吹奏楽団の録音セッション(CD:ブレーン、OSBR-28040)が行なわれた。

アルバム・タイトルは、孔子の“故きを温ねて、新しきを知れば、以って師と為るべし”に由来する「温故知新」!

汐澤イズム、ますます意気盛んである!!

▲LP – ダイナミック・バンド・コンサート 第1集(CBSソニー、SOEL 3、1972)

▲SOEL 3 – A面レーベル

▲SOEL 3 – B面レーベル

▲LP – ダイナミック・バンド・コンサート 第2集(CBSソニー、SOEL 4、1972)

▲SOEL 4 – A面レーベル

▲SOEL 4 – B面レーベル

▲カセット – 吹奏楽オリジナル名曲集(CBSソニー、SKEC-1、1973)

▲CD – 温故知新(ブレーン、OSBR-28040、2012)

▲OSBR-28040 – インレーカード

【コラム】富樫鉄火のグル新 第288回 書評『ベートーヴェンの愛弟子 フェルディナント・リースの数奇なる運命』

 今年はベートーヴェンの生誕250年のアニバーサリーである。だが、残念ながら、新型コロナ禍のせいで、コンサートやイベントは、ほとんど中止になってしまった。こんなわたしでさえ、関係する仕事が2~3あったのだが、すべてキャンセルとなった。
 それでも、沈静化したために、かえって渋く脚光を浴びたコンテンツもある。ノンフィクション『ベートーヴェンの愛弟子 フェルディナント・リースの数奇なる運命』(かげはら史帆、春秋社)も、そのひとつだろう。

 著者は、2018年10月に刊行された『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』(柏書房)で音楽ファンをアッといわせたライターである。難聴だったベートーヴェンの会話帳に、秘書のシンドラーが、後年、あることないことを書き加え、“伝説”をでっち上げていく様子を、見事に描いていた。
 もっとも、会話帳捏造の事実は、すでに国際学会などで発表されており、これ自体は著者のスクープではない。だがこの書き手のすごいところは、学会報告に頼ることなく、会話帳現物に触れ、現地へも行き、捏造の過程をあらためて再現した点にあった。しかも、つい研究論文的になりがちな話を、適度にドラマチックな筆致を織り交ぜ、本来は相反する「エンタメ」と「研究」を、バランスよくひとつにまとめていた。こういうことのできる書き手は、なかなかいない。

 そんな著者が、第2弾に選んだ題材は、「ベートーヴェンの弟子」、フェルディナント・リース(1784~1838)であった。

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■歌劇『リエンツィ』序曲(演奏:龍谷大学吹奏楽部)

2019年12月に行われた「龍谷大学吹奏楽部 第 46回定期演奏会」を収録したライブCDがワコーレコードより発売された。収録されているのは、リヒャルト・ワーグナーの「リエンツィ序曲」やジェームズ・バーンズの「パガニーニの主題による幻想変奏曲」など全7曲。詳細などは以下の通り。

■歌劇『リエンツィ』序曲
演奏:龍谷大学吹奏楽部
Rienzi Overture
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4656/

【データ】
・演奏団体:龍谷大学吹奏楽部
・指揮者:若林義人、児玉知郎
・収録:2019年12月26日 ザ・シンフォニーホールにてライブ収録
・発売元:ワコーレコード(WAKO Records)
・発売年:2020年

【収録曲】

1.交響的舞曲第3番「フィエスタ」/クリフトン・ウィリアムズ【6:32】
Symphonic Dance No.3 “Fiesta”/Clifton Williams

2.パガニーニの主題による幻想変奏曲/ジェームズ・バーンズ【14:51】
Fantasy Variations on a Theme by Niccolo Paganini/James Barnes

3.ルーマニア狂詩曲第1番/ジョルジュ・エネスコ(arr.建部知弘)【12:10】
Rhapsodie Roumanie No.1/George Enescu

4.歌劇「ジョコンダ」第3幕より時の踊り/ポンキエルリ(arr.松本昇一)【9:23】
“Dance of the Hours” from La Gioconda/Amilcare Ponchielli

5.歌劇「リエンツィ」序曲/リヒャルト・ワーグナー(arr.日景貴文)【11:40】
Rienzi Overture/Richard Wagner

6.デリー地方のアイルランド民謡
/パーシー・グレインジャー(arr.マーク・ロジャース)【3:51】
Irish Tune from County Derry/Percy Grainger(arr.Mark Rogers)

7.星条旗よ永遠なれ/スーザ(arr.真島俊夫)【3:27】
The Stars and Stripes Forever/John Philip Sousa

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■コンチェルティーノ(演奏:スティーヴン・ミード)

1998年9月、ノルウェーのリレストレムで録音されたユーフォニアム奏者スティーヴン・ミードのソロ・アルバム。プロデューサーはフィリップ・スパークで、エンジニアはマイクル・ムーアが担っている。

吹奏楽を伴奏者として選んだソロ・アルバムで、伴奏はヘルト・バイテンハイスが指揮したノルウェーのコミュニティー・バンド、リレストレム吹奏楽団が担っている。指揮者のバイテンハイスは、1986~1985の間、有名なオランダ海軍バンドの首席指揮者をつとめ、1990年代には客演指揮者としてしばしばリレストレム吹奏楽団のタクトをとった。

ユーフォニアムが独奏として演奏する曲には、イギリスやアメリカの作品が多いが、このアルバムには、ドイツのロルフ・ヴィルヘルム(1927~2013)の『ユーフォニアムのためのコンチェルティーノ』やノルウェーのフロデ・シングナース(1940~2010)の『ピース、プリーズ』が入り、ミードの活躍の結果、レパートリーがインターナショナルに拡がりをみせていることがよくわかる。

定番曲として、フィリップ・スパーク(1951~)の『ユーフォニアムのための幻想曲』、デヴィッド・ギリングハム(1947~)の『ヴィンテージ』、第2楽章だけながらジョーゼフ・ホロヴィッツ(1926~)の『ユーフォニアム協奏曲』が入っているのも見逃せない。

アルバムのラストには、本来“トロンボーン”のために書かれたデリック・ブルジョワ(1941~2017)の『トロンボーン協奏曲』がユーフォニアム独奏で収録されている。

【リレストレム吹奏楽団】
ノルウェーのリレストレム市で1920年に創立されたコミュニティー・バンド。65名のメンバーで構成され、スカンジナビア半島諸国で最もよく知られた吹奏楽団のひとつだ。1990年代には、6回ノルウェー・チャンピオンとなっている。

【スティーヴン・ミード】
1962年2月26日、イングランドのボーンマスに生まれる。金管楽器界のスーパースター、エンターテイナーで、豊かな音楽性で世界を魅了している。委嘱作品も多く、スパークの『ユーフォ二アム協奏曲』やグレイアムのユーフォニアム協奏曲『称う(たとう)べき紳士たちの列伝に』など、数多くの新作を世界初演。LP、カセット、CDなど、発売された音源は数知れず、ユーフォニアム奏者としての録音曲数は世界一と言われている。

■コンチェルティーノ
演奏:スティーヴン・ミード
Concertino
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4617/

【データ】

・ユーフォニアム(Euphonium):スティーヴン・ミード(Steven Mead)
・演奏団体:リレストレム吹奏楽団(Lillestrom Musikkorps)
・指揮者:ヘルト・D・バイテンハイス(Gert D. Buitenhuis)
・発売元:ポリフォニック(Polyphonic)
・発売年:1999年
・収録:1998年9月、Lillestrom、Norway

【収録曲】

  1. ユーフォニアムのためのコンチェルティーノ/ロルフ・ヴィルヘルム【10:34】
    Concertino for Euphonium/Rolf Wilhelm
    I) 第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ Allegro ma non troppo【4:11】
    II)第2楽章:アンダンテ・マ・ノン・トロッポ Andante ma non troppo【3:06】
    III)第3楽章:モデラート・コン・アニマート Moderato con animato【3:15】
  2. ピース、プリーズ/フロデ・シングナース【4:10】
    Peace, Please/Frode Thingnaes
  3. ユーフォニアムのための幻想曲/フィリップ・スパーク【9:32】
    Fantasy for Euphonium/Philip Sparke
  4. ヴィンテージ/デヴィッド・ギリングハム【9:12】
    Vintage/David Gillingham
  5. 「ユーフォニアム協奏曲」第2楽章:レント/ジョーゼフ・ホロヴィッツ【6:46】
    “Lento” from Euphonium Concerto/Joseph Horovitz
  6. ロシアン・ダンス/オスカー・ベーメ(arr. ジョナサン・スミス)【5:02】
    Russian Dance/Oskar Bohme(arr. Jonathan Smith)
  7. トロンボーン協奏曲/デリック・ブルジョワ 【19:35】
    Concerto(originally:Trombone Concerto)/Derek Bourgeois
    I)第1楽章:アレグロ Allegro【8:31】
    II)第2楽章:アダージョ Adagio【5:57】
    III)第3楽章:プレスト Presto【5:05】

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■全英ブラスバンド選手権1995(演奏:ブラック・ダイク・ミルズ・バンドほか)

1995年10月、ロンドンのロイヤル・アルパート・ホール(10/21、選手権部門決勝およびガラ・コンサート)とウェンブリー・カンファレンス・センター(10/21~10/22、ファースト部門~フォース部門決勝)の2会場で開催された「全英ブラスバンド選手権1995」のライヴ・アルバム!

ロイヤル・アルバート・ホールの録音は、BBCプロデューサーのジェーン・ワードとエンジニアのニック・ゴーマンが担当、ウェンブリー・カンファレンス・センターの方はプロデューサーがニコラス&アリスン・チャイルズ、エンジニアがハロルド・バーンズというドイエン・チームが担っている。

CDには、最上位の“選手権部門”から“フォース部門”までの5つのセクションの優勝者の演奏とロイヤル・アルパート・ホールで行なわれた前年優勝者ブラック・ダイク・ミルズ・バンドによるガラ・コンサートの模様が収録されている。

とはいうものの、もっとも注目を集めるのは、やはり全国から19バンドがエントリーされた“選手権部門”の決勝で、テストピース(課題)は、この決勝のためにエルガー・ハワースに委嘱された新作『B.L.のための歌』だった。難易度が高く、コンテンポラリーな要素が込められている異色のテストピースだ!

優勝は、200ポイント満点中、194ポイントをゲットしたヨークシャー代表のブラック・ダイク・ミルズで、これで2年連続優勝! 指揮はジェームズ・ワトソンだった。

当時のブラック・ダイクは、プリンシパルがマット・ベイカー。ソロ・ユーフォニアムがロバート・チャイルズという時代で、ガラ・コンサートの演奏では、ブラック・ダイクのテーマ曲『クイーンズバリー』のほか、ロバート・チャイルズのユーフォニアム独奏『エルフリード』、ロナルド・ビンジの『コルネット・カリヨン』など、ブラック・ダイクならではのレパートリーが愉しめる!

■全英ブラスバンド選手権1995
演奏:ブラック・ダイク・ミルズ・バンドほか
National Brass Band Championships Highlights 1995
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4655/

【データ】

・演奏団体:(曲目欄に記載)
・指揮者:(曲目欄に記載)
・発売元:イーゴン(Egon)
・発売年:1996年
・収録:1995年10月21日、Royal Albert Hall, London, U.K. (1、2、4、6、8)/ 1995年10月21~22日、Wembley Conference Centre, London, U.K.

【収録曲】

  1. B.L.のための歌/エルガー・ハワース【15:18】
    Songs for B.L./Elgar Howarth
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)
  2. クイーンズバリー/ジェームズ・ケイ【3:22】
    Queensbury/James Kaye
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)
  3. アリストファネスのカエル/グランヴィル・バントック 【9:19】
    Frogs of Aristophanes/Granville Bantok
    【指揮】デヴィッド・リー(David Lea)
    【演奏】ロールズロイス・コヴェントリー・バンド(Rolls Royce (Coventry) Band)<1st Section:Champion Band of Great Britain 1988>
  4. エルフリード/不詳(arr. アラン・キャザロール)【3:12】
    Elfried/Anon(arr. Alan Catherall)
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)
    【独奏】ユーフォニアム(Euphonium):ロバート・チャイルズ(Robert Childs)
  5. プランタジネット家/エドワード・グレッグスン【12:05】
    The Plantagenets/Edward Gregson
    【指揮】ジェームズ・キャント(James Cant)
    【演奏】グロソプ・オールド・バンド(Glossop Old Band)<2nd Section:Champion Band of Great Britain 1988>
  6. 「ウェスト・サイド・ストーリー」から“2つのダンス”
    /レナード・バーンスタイン(arr. エリック・クリーズ)【6:27】
    Two Dances from “West Side Story”/Leonard Bernstein(arr. Eric Crees)
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)
  7. ゴシック組曲/レオン・ボーエルマン【12:49】
    Suite Gothique/Leon Boellmann
    【指揮】ケヴィン・ジョーダン(Kevin Jordan)
    【演奏】フェアロップ・ブラス(Fairlop Brass)<3rd Section:Champion Band of Great Britain 1988>
  8. コルネット・カリヨン/ロナルド・ビンジ【3:17】
    Cornet Carillon/Ronald Binge
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)
  9. ヴィズカヤ/ギルバート・ヴィンター【9:48】
    Vizcaya/Gilbert Vinter
    【指揮】ジェームズ・ハドフィールド(James Hadfield)
    【演奏】トッドマーデン・オールド・バンド(Todmarden Old Band)<4th Section:Champion Band of Great Britain 1988>

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■全英ブラスバンド選手権1991(演奏:デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンドほか)

1991年10月5日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された「全英ブラスバンド選手権1991」決勝とガラ・コンサートのハイライトを収録したライヴ・アルバム。プロデューサーはスタン・キッチン、エンジニアはマイクル・ムーアというベテラン・コンビが担っている。

全英ブラスバンド選手権では、地区大会とロンドンで行なわれるファイナル(決勝)で課されるテストピース(課題)が違う。新作が委嘱される場合もあれば、過去の名曲が採用される場合もあり、たいてい夏頃に発表される。

1991年のファイナルのテストピースは、ロバート・シンプスンの『エナジー』。ちょうど20年前の1971年の全英ファイナルのために委嘱された作品で、選手権部門のバンドなら演奏したことがないバンドを探すほうが難しいといわれるほどポピュラーな曲だ。当然のことながら、こういうときは大激戦になる!!

優勝は、200ポイント満点中、197ポイントをゲットしたジェームズ・ワトソン指揮、デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド。彼らは1987~1989年に全英ハットトリック(3連覇)を達成。選手権規定で1990年の出場は無かったが、1年のブランクをまるで感じさせない快演を演じた! 『トリビュート・トゥー・テッド・ヒース』と『楽園への道』は、ハットトリックを称えて招かれたガラ・コンサートにおける演奏だ。

ガラ・コンサート名物の“マスバンド”は、ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド、CWSグラスゴー・バンド、IMIヨークシャー・インペリアル・バンドからなる約75名編成の大ブラスバンドで、指揮者は、かつてブラック・ダイク・ミルズのプロフェッショナル・コンダクターとして活躍したレジェンド、ジェフリー・プランド!

ブラック・ダイク・ミルズのプリンシパル・コルネット奏者ロジャー・ウェブスターをソロイストに迎えた『シャワーズ・オブ・ゴールド』、ロバートとニコラスのチャイルズ・ブラザーズによるユーフォ二アム・デュエット『聖なる寺院の奥深く』、スティーヴン・ミードが率いるブリティッシュ・テューバ・カルテットによる『ポップ組曲(終楽章)』など、聴きどころも多い!

ロイヤル・アルバート・ホールの巨大な空間を感じさせる録音が当時の“全英”の空気をよく伝えている!

■全英ブラスバンド選手権1991
演奏:デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンドほか
Boosey & Hawkes National Brass Band Championships of Great Britain and Gala Concert 1991
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4651/

【データ】

・演奏団体:(曲目欄に記載)
・指揮者:(曲目欄に記載)
・収録:1991年10月5日、Royal Albert Hall, London, U.K.
・発売元:ポリフォニック(Polyphonic)
・発売年:1991年

【収録曲】

  1. ルール・ブリタニア/トーマス・アーン(arr. マイクル・ブランド)【4:36】
    Rule Britannia/Thomas Arne(arr. Michael Brand)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The massed bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)
  2. シャワーズ・オブ・ゴールド/ハーバート・L・クラーク(arr. ホーン)【5:26】
    Showers of Gold/Herbert L. Clarke(arr. Horn)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド(Britannia Building Society Band)
    【独奏】コルネット(Cornet):ロジャー・ウェブスター(Roger Webster)

3.トリビュート・トゥー・テッド・ヒース/(arr. ビル・ゲルダード)【12:30】
Tribute to Ted Heath/(arr. Bill Geldard)
【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
【演奏】デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド(Desford Colliery Caterpillar Band)

  1. 歌劇「真珠とり」から“聖なる寺院の奥深く”/ジョルジュ・ビゼー(arr. キース・ウィルキンスン)【4:02】
    Deep Inside the Sacred Temple/George Bizet(arr. Keith Wilkinson)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド(Britannia Building Society Band)
    【デュエット】ユーフォニアム(Euphonium):ロバート・チャイルズ&ニコラス・チャイルズ(Robert Childs & Nicholas Childs)
  2. トライアンファント・ラプソディ/ギルバート・ヴィンター【12:42】
    Triumphant Rhapsody/Gilbert Vinter
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The massed bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)
  3. エナジー/ロバート・シンプスン【9:22】
    Energy/Robert Simpson
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド(Desford Colliery Caterpillar Band)
  4. 楽園への道/フレデリック・ディーリアス(arr. クリストファー・モワット)【7:28】
    Walk to the Paradise Garden/Frederick Delius(arr. Christopher Mowat)
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド(Desford Colliery Caterpillar Band)
  5. ポップ組曲(終楽章)/アーサー・フラッケンポール【2:18】
    Pop Suite (Last Movement)/Arthur Frackenpohl
    【演奏】ブリティッシュ・テューバ・カルテット(The British Tuba Quartet)
  6. デイヴィッド・オブ・ザ・ホワイト・ロック
    /伝承曲(arr. ジョージ・ウィルコックス)【2:50】
    David of the White Rock/Traditional(arr. George Wilcocks)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The massed bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)
  7. 序曲「1812年」/ピョートル・チャイコフスキー(arr. デニス・ライト)【15:21】
    Ouverture Solennelle 1812/Pyotr Tchaikovsky(arr. Denis Wright)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The Massed Bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)

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